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自分で価値を作る音楽家へのマインドセット

労働音楽家

「プロ音楽家」という言葉は聞こえがいいのですが、「労働音楽家」というのはどうも聞こえが良くないですよね。多くの労働音楽家が困窮する昨今の日本です。

多い相談

最も多い相談は、事務所移籍、所属移籍、仕事の受注先の変更、演奏グループの変更、演奏場所の変更に関することです。これって前提がそもそも「もらい仕事」になっているので、堂々巡りになるのです。

分かりやすく

分かりやすく喩えるなら、マクドナルドでバイトをして、給料が安いから、セブンイレブンの夜間のバイトに変更して、夜間の体力が持たないから日中のスターバックスに変更して、やっぱりお酒の方が時給が高いからバーの接客に変更する……これを傍から見ると、ただ安月給のバイトを続けているだけでこの先どこにも向かっていないことが分かります。(ちなみに、これらのバイトが悪いと言っているわけではありません)

そうじゃなくて

マクドナルドのバイトの給料に不満だから、飲食ではないバイトをしたり、バイト自体をやめて正社員になったり、正社員の拘束が耐えられないから、契約社員にしたり、それが効率悪いから自営業にアップグレードしたり、労働時間が頭打ちなので、会社組織にしてデリゲーション(人に任せる)を始めたり……という流れだと社会人として成長しているなぁというイメージになります。

音楽家の場合

今の所属団体の活動規模が小さい、もっと大きな団体に所属しようと考えるのが諸悪の根源です。芸能事務所でも、オーケストラでも、レコード会社でも、インペグ(音楽家の仕事の手配する会社や個人)などどれでも同じです。ここをグルグル回ってもバイト先を変えているのとなんら変わりないのです。

質問されると困る

Aという事務所からBという事務所に移籍するのはいいですか?

この質問をされると二択の質問なのでイエスかノーしか言えないので非常に困ります。

労働音楽家から抜け出すには

より良い活動、より良いポジション、より良い収入には、都合の良い他力が必要というマインドセットが間違っているのです。

労働音楽家から抜け出すにはご自身の力を磨く必要があります。

プロ音楽家でない人へ

プロ音楽家を目指す人は、現在のプロ音楽家の苦悩を知ってください。多くのプロ音楽家が

「自分は楽器(歌)を道具にしている労働者に過ぎない……スコップを持って道路工事をしているのと同じじゃないか……」

と、悩んでいるのです。仕事を与える側は確かにそのように考えて起用、雇用しているのです。

替えが利く存在には

替えが利く存在として音楽家としてプロになってしまうと、道路工事の人と同じ立場で人生を終えます(それで良いという価値観なら問題ありませんし、道路工事の職業が悪い訳ではありません)。

替えが効かない音楽家として、仕事をもらわず、自分の演奏や歌唱に無限の価値がある音楽家になってください。

練習方法は以下にまとめましたので参考になれば嬉しいです。

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津本幸司

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