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AIの進化に民主主義は耐えられるのか? 〜フェイクがリアルになる社会の入口に立って〜

近年、国内外の選挙において、SNSを始めとするインターネットの影響力が増大している。
明らかに、無視できないレベルまで、その影響力は強まっている。

それはそうだ。

新聞はどんどん読まれなくなり、TV離れが進み…。
それでは、そんな人達はどこで情報を取るようになったかといえば、インターネットなのだから。

そして、それだけ、インターネットの選挙への影響力が高まっている中、誰もが、AIを用いれば、容易にフェイク動画を作り、安易にアップロードできるようになってしまっている。

新聞やTV等では、少なくとも、全候補者を(取り上げる分量や濃淡の違いはあるにせよ、)平等に取り上げるし、(偏向報道は否定できないけれども、)どこまで主観を織り混ぜるかはあるにせよ、取材に基づき報道がなされる。

しかし、インターネットでの発信は、それぞれに任されてしまっている。


そんな中、フェイク動画なんかがバンバン含まれてしまい、面白おかしいものであれば、フェイクでもバズる危険性はある。

ヘタをすると、嘘っぱちの動画の影響で、投票行動が変わり、ひいては、選挙結果そのものに大きな影響を与えてしまうかもしれないのだ。

そして、真正の動画か、フェイク動画かを見分けるのも、また、AIなのだという。

ニュースの解説によれば、AIに真正動画と、フェイク動画とを、それぞれ、大量に学習させ、真正かフェイクかを見分けるのだという。

ちょっと待て、と僕は思った。

それって、つまり、AIにフェイク動画の特徴を学習させているということだ。

ということは、次の段階で、AIは、フェイク動画の特徴が出ないように、フェイク動画を作れるようになるということではないのか?

これを繰り返すと、AIはフェイク動画の特徴を持たないフェイク動画を作れるようになってしまう…。

そんなものが作れるようになり、誰かが、有力な立候補者を貶めようと、暴論や暴言を吐くようなフェイク動画を作成し、広くインターネットに流してしまったら…?

最早、民主的な選挙なんて成り立たないのではないのか?

本当に、それで良いのか?

科学者達は化石燃料に依存しない、夢のエネルギーとして原子力を飼い慣らそうと研究を重ねた。

その結果、生まれたのが、原爆であり、水爆である。

AIも、また、人類の進化と発展のため、科学者達は、何十年にも亘り、研究を重ねた。

その結果が、リアルなものに、気付かぬうちにフェイクを混ぜ込んでしまい、リアルとフェイクが同等に混在する社会を作り出すのだとしたら?


わかりやすく例えるなら、
作者の藤子不二雄先生を含め、誰一人、
ドラえもんが四次元ポケットから
核兵器や、
リアルとフェイクの境目をなくし
人類を混乱に陥れるようなメカを
取り出すなんて、
想像すらできていなかったでしょ?
ということだ。


科学者達が、良かれと思って夢見、研究を重ねること自体、何ら、責められることではないし、寧ろ、立派な志として、称えられ、尊敬されることだとも思う。

しかし、そんな純真な心から生み出されたものが、誤った使われ方をすることで、とんでもない化け物に豹変し得るのだということを思わずにはいられない。


僕達は、パンドラの箱を開け放ってしまったのか?

我々人類は、最早、後戻りも、制御もできない、カオスな世界へと突入してしまったのか?


僕は、暗澹たる思いで、そんな想像を膨らませている。


あなたは、AIが、こうしている間にも、様々なものを旺盛に呑み込んで、我々人類のリアルを脅かし続けていることを、どう受け止めていますか?


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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