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職場で合う人、合わない人

人の性格は三者三様、十人十色、千差万別だから、誰しも合う人、合わない人がいるだろう。ただ、筆者はことIT監督現場において、指揮するIT土方の性格がどう、人当たりがどう、話しやすさがどう、というのは属性のひとつとしてしか捉えていない。

もっとも大事なのは彼らのパフォーマンスを最大化し、計画を滞りなく進めることである。つまり、人格がどうであれ、成果さえ出ればそれでいいと考えている。合う合わない、好き嫌いなどは二の次だ。

よって、まずは能力優先。少々ヘンテコであろうが、それをどうにかして戦力化するのがIT現場監督の仕事である。ただ、個のスペックが五十歩百歩なら、もちろん協調性が高く、チームワークがとれるほうを優先する。そらそうよ。

では、顧客や他の協力会社のステークホルダーはどうか。こちらについても基本的には同様である。そもそも、仕事で関わる他社の人間に人格など期待していない。お互いの間には利害があるだけだ。そこで押し引きしつつ折り合いをうまくつけ、適切な妥協点を見出す、それが自身の使命である。

一方で、筆者は周囲の面々とのスモールトーク、いわゆる普段の挨拶やちょっとした会話を重視している。そのための材料としてパーソナリティの把握に努め、少しでも話が展開するように工夫することを心がけている。

中でも、プロジェクトのキーマンには積極的にアプローチし、良好な関係を築く労を惜しまない。コロナ前はランチや定時後のちょい飲み、懇親会などの飲みにケーションを有効に活用していたが、コロナ後はそこに依存しない形を模索してきた。

これらはすべて、相手が自分に対する際の心理的ハードルを下げるのが目的だ。誰だって、人当たりが柔らかい、話しやすい人のほうがコミュニケーションにストレスが少ないだろう。

往々にして、人は自身にかかわらず、相手の人格に敏感なものである。相対的にもっとも協調性がないと思われている人間が、他者の協調性について批判する、なんてことはよくある話だ。

そういった習性を正しく理解し、「誰をも受け入れ、誰にも受け入れられる存在でいる」こと。これも筆者が長年磨いてきた「ハイブリッド・クソ業務遂行力」の一部である。

しかし、この方策はテレワークとすこぶる相性が悪い。より自分の強みを生かすため、出社ベースの勤務に回帰したのは必然の選択といえる。

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