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桜の季節に聴きたくなる曲、あります。

桜の開花予想が出てくる時期ですね。

そんな今からでも、咲いてからでも、散り際でも、桜の季節に聴きたくなる曲があります。

FIELD OF VIEW
「桜咲くこの場所で」
作詞・作曲 浅岡雄也
編曲 池田大介

7枚目シングル「この街で君と暮らしたい」
カップリング曲
97年4月23日発売(ZADL-1069) ZAIN


曲紹介のその前に。
バンドFIELD OF VIEWについてご説明します。
隠しちゃいないが何を隠そう、FIELD OF VIEWは一度解散しているバンドだ。
95年5月15日に4人組バンドとしてスーツ姿でデビュー。
2枚目のシングル「突然」は、大塚製薬ポカリスエットのCM曲として使用され、ミリオンヒットとなる。また4枚目のシングル「DANDAN心魅かれてく」はアニメ「ドラゴンボールGT」主題歌として、8枚目シングル「渇いた叫び」はアニメ「遊☆戯☆王」の主題歌として、現在まで世界中で愛されている。

バンドは02年に解散。その後メンバーは各々ソロ活動などを開始。ボーカルの浅岡雄也(あさおか ゆうや)さんは03年7月30日にソロデビューしました。以降、精力的に楽曲のリリースやライブ活動、歌詞提供等を行っています。

バンドデビュー25周年となる2020年頃から徐々に動きが活発化し、ボーカル浅岡さんとドラムの小橋琢人(こはし たくと)さんのオリジナルメンバー2人体制でふわっと再活動開始。

2020年にベストアルバム「FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020」を発売しました。

(U-ya asaoka Official Webshopより)


2022年には20年ぶりにシングル「きっと」をリリース。

(Musingより)

(AppleMusicより)


更に、2024年にはオリジナルメンバーのギターの小田孝(おだ たかし)さんが加わり、3人体制で本格的にスーツ姿で再活動しています。

(FIELD OF VIEW Official Siteより)

広く知られた2曲はこちらで視聴できます。
2024年のライブ映像です。

「突然」


「DANDAN心魅かれてく」

KORGが開発したLiveExtreme技術で、このまま再生するだけで高画質高音質の映像が楽しめます。30年後も変わらずCD音源の恐るべきバンドです。

更に、「DANDAN心魅かれてく」は2025年で発売29周年です。何と、現在のメンバーで29年前のジャケット写真の再現?がありました。
ボーカルの浅岡雄也さんのnoteからどうぞ。

29年前はスーツ姿じゃなかったのに、
29年後にスーツ姿を見せ付けてくるあたり、
やられました…。これは眼福です。それを発売日に公開というのも、サプライズでした!


さて、長い説明が終わったところで、いよいよ本題です。以下、バンド名はFOVと略す。また、歌詞は歌詞カードから引用する。

この曲「桜咲くこの場所で」は、シングルカップリング曲として発表後、長らくアルバムには収録されてこなかった曲です。

23年の時を経て、2020年に発売されたベストアルバム「FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020」にめでたく初収録されました。収録ありがとうございます!
ベストアルバムはCD2枚組で、2枚目の4曲目に収録されています。

(レコチョクより)

シングルを買った時、カップリング曲のこちらの方が好き!と思ってよく聴いていました。

タイトルから想像する、桜の咲く場所で出会った二人のラブソングなのか?と思っていると内容が全く正反対なのだ。
それなのに、曲がとっても爽やかで春らしい。
そこに浅岡さんの歌声がプラスされるので、余計に清々しさが出ている。

アコギで始まる曲も新鮮だ。

そう言えばこのシングルのジャケット写真では、浅岡さんと小田さんがアコギを抱えている。

(Musingより)


シングルのジャケット写真で楽器と共に写っているのが珍しい。室内で自然光が多く入っているのかな、光が柔らかい雰囲気で好きです。見て室内だと分かる写真も珍しいな。
裏面の4人も良い表情なんですよ。小田さんなんて、ラファエロの自画像かと思ったもん。

(ウフィツィ美術館ホームページより)
もっと似ている別の絵がありそうだな…。


浅岡さんはこの当時、ギターを弾いていたのかな。最近のソロではギターで弾き語ることが多々ありますが。

初収録されたアルバムのライナーノーツに、浅岡さん御本人が次のように書いています。

AGを16分でかき鳴らす系の曲は得意な方だ。

イントロなし。アコギと浅岡さんの声から始まり、疾走感ある曲だ。タイトル曲のテンポが少し遅めなので、続けて聴くとより速く感じるのかもしれない。


桜咲くこの場所が
僕はとても好きだったけど
今は胸が痛いよ

1番サビのここ、「好きだったけど」の「ど」で音が下がるところが好きだな。


冷たい手を握りしめ 互いの明日を
語る時 言葉の隙間 埋められなくて

2番の始まりのここ、若干低めな浅岡さんの声がカッコいいんだ。同時に、アコギの他に少し歪んだカッコいいギターの音が入る。この音が二人の言葉の隙間を切り裂いているようだ。


君との 鮮やかな記憶
きっと消せやしないけれど
目をそらさずに 僕は歩きだそう

浅岡さんの失恋の歌詞にしては珍しく、確実に前向きな表現だと気付いた。

FOVの曲で浅岡さん作詞の失恋の歌詞だと、未練が残った状態でぐだぐだ考えてなかなか前に進めずにいる主人公が多いのだ(筆者の見解)。

この、はっきりと次へと進む主人公の心境にはやはり、桜が一役買っている。上記の歌詞の三連前に次の歌詞がある。

戻らない 戻らないよ
揺れる心見抜くように
風が吹いてた 花を散らしながら

満開には戻れない散りゆく桜の花びらが、元には戻らない二人の関係を示している。

花が散った後には葉が芽吹く。淡々と次の成長段階へと桜が進む様子から、主人公も次の段階へと進む決意をする。


桜咲くこの場所で
君と初めて出逢った
今も忘れられない

最後のサビで、二人が出逢った場所が明かされる。桜の樹の下とは言っていないが(ちょっと梶井基次郎方面の想像力が働いてしまう左斜め下目線の筆者です)。
曲名が「桜咲くこの場所」ではなく「桜咲くこの場所」となっているのもポイントだな。「で」があることにより、この続きには何が来るのか?気になる!と思わされる。

1番サビの歌詞と対照的な表現だ。
「君」と「僕」が出逢った。
「今は胸が痛い」から「今も忘れられない」になる。生々しい傷が思い出に変わることで、次へ進むことができるのだ。

アコギの疾走感あふれる旋律と明るい歌声に乗る主人公の決意が、この曲の最大のポイントかもしれない。

曲の最後には、浅岡さんの声でメッセージが入っています。このメッセージは「Dear old days」(4枚目シングル「DANDAN心魅かれてく」カップリング曲)にも入っています。
奇しくも、2曲はカップリング曲で長くアルバム収録がなかったが、2020年のベストアルバムに同時に初収録されました。なんとなく、似た境遇で曲の持っている雰囲気が似ている気がする。春の少し寂しくて、でも清々しい空気感というか。


ちなみに、FOVの全曲中「桜」が曲名に入っているのはこの曲のみです。少し意外です。

曲が良いのはもちろんだが、曲名が印象的でより記憶に残りやすいのかもしれない。


桜の季節に聴きたい曲だけではなく、彼らの曲を堪能できるライブが決定しています(今回の曲が演奏されるかは不明です)。

FIELD OF VIEW 30th Anniversary LIVEが東京と大阪で開催されます。
大阪は5月10日(土)堂島リバーフォーラム、
東京は5月15日(木)LINE CUBE SHIBUYA。
東京はデビュー記念日に開催です。

チケット情報はこちらのFIELD OF VIEW公式サイトからどうぞ。

(FIELD OF VIEW Official Siteより)


青春時代に聴いてた!懐かしい!と思う方、
どんなバンドなのか気になる!と思う方、
90年代のJ-POP好き!な方、
「突然」「DANDAN心魅かれてく」「渇いた叫び」を生で聴いてみたい!方(演奏されるかは不明ですが演奏されなくても行って後悔しないライブが観られます!)、
やだ全員イケオジ!と思われた方、
スーツ好き!な方、
イケボ好き!な方、はこの機会にぜひ!


いつまでも 在ると思うなFIELD OF VIEW

浅岡雄也 ( uyax_asaoka / uyax )2023年7月4日の
note
より

インターネット情報は2025年3月23日確認。


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