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なぜギラギラしないか

「ウエツさんは、なぜギラギラしてないんですか」

クライアントの社長に、面と向かってそう聞かれました。
仕事の話をしに行ったはずなのに、その日いちばん長く話したのは、ボク自身のことでした。

こんにちは。
No.3代行事業をしている、複業CEOのウエツです。

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「普通の人生」に疑問を感じ、転職やパラレルワークで「普通」をぶっ壊しにいったら、気付けば10社で複業していました。
生き方は何通りもあっていい。
あなたの「普通」も、ちょっと揺さぶれたら嬉しいです。

元ネタはこちら⏬


欲望が爆発するようなギラギラはないのに、顔はいつも黒光りでギラギラしているウエツです。
(ほぼ松崎しげるさん)

月に一度くらいのペースで伺っている会社があります。ボクが尊敬している経営者の方で、株式会社アマダにいた頃からボクを知ってくださっている社長です。

先日もいつも通り訪問しました。滞在時間は4時間半ほど。そのうち仕事の話は1時間ちょっとです。残りの3時間半は、ほぼ雑談でした。

「ちょっと痩せました?」から始まって、なんで人はコミュニケーションが上手くならないのか、50歳という節目をどう捉えるか、会社を今後どうしていきたいか、自分はどうなりたいのか。そんな話が延々と続きます。

雑談と言いましたが、たぶんこれが一番の仕事です。数字の話だけしていたら、絶対に出てこない話ばかりでした。

🟢 独立した人はだいたいギラギラしてる

その社長の周りには経営者がたくさんいます。二代目の方も、自分で立ち上げた方もいる。

そこで出てきたのが、独立してやっている人はほぼ全員ギラギラしている、という話でした。見た目で分かる時計をして、それですかというような車に乗って、いいところのスーツを着て、夜も遊ぶ。

社長も「それが悪いとは思わない」と言っていましたし、ボクもそう思います。あれは活力ですから。ただ社長自身は、そういう人たちと深く仲良くなることは少ないそうです。

そのうえで、こう聞かれました。

「ウエツさんも旅行会社を経て自分でやりますと言った人なのに、なぜギラギラしてないんですか。そこにすごく興味があります」

クライアントですよ。本来ボクが社長の話を聞きに行っている側なのに、逆に掘られている。でもこれ、ありがたい時間なんです。自分が人からどう見えているかを、こうやって教えてもらえるので。

言われて、自分の格好を思い返しました。

スーツはユニクロとエンジニアドガーメンツ。ゆるいビッグサイジングのやつです。中は白いTシャツで、ロンハーマン&ユニクロ。靴はニューバランスの白。リュックはAer。

腕時計はApple Watch。しかもSEです。スマホはiPhoneが2台、旅行会社のものと自分のもの。パソコンはMac。

こうやって並べると、道具はそれなりに揃っています。でもギラギラしているかと言われると、していない。自分でも分かります。

ギラギラしている人の中心にあるのは、たぶんお金です。

その社長も「自分もお金お金と思っていた時期がある」と言っていました。時計や車が欲しかったわけではなくて、とにかくお金だったと。

じゃあボクはなぜそこに行かないのか。せっかくなので分解してみました。

🔶 個人にお金は残らないという学び

理由の一つ目は単純です。

一度、ボクは個人の資産がマイナスになったことがあります。これはまずいと思って稼ぎに行きました。そうしたら「あ、いけるな」と思えた。

1億や10億を稼がなくても生きていけます。ただ、ある程度ないと家族も守れないし、やりたい活動もできない。その「ある程度」は自分で生み出せる、と理解できた瞬間に、執着がかなり抜けました。転職して、また転職して、副業をやって、いろんな会社で拾ってもらって。その積み重ねの中で分かったことです。

そしてもう一つが、社会の仕組みでした。

会社にお金を残すのと、個人にお金を残すのは、まったく違います。ボクは自分で計算してみて、そこで止まりました。

仮に1億円が会社に入ったとします。うちの会社は5000万も売り上げないので完全に仮の話ですが、役員報酬を年5000万、月450万くらいに設定すること自体は制度上できます。事業年度の開始から3か月以内に決めればいい。

じゃあ月450万が手元に入るのかというと、入りません。半分近くが持っていかれて、残るのは250万あるかないか、というところです。

つまり、会社を赤字にしてまで個人に寄せようとしても、残らない。どんなに欲しがっても、仕組みの側で先に決まっている。

これが分かったとき、お金を追いかける気持ちが、ずいぶん静かになりました。

🟠 ランクルに乗れた時点で目標は達成

もう一つは、単純に欲しいものが尽きたことです。

昔からSUVが好きでした。最初はエクストレイル、そのあとも日産のSUVに乗って、今はランクル250に乗っています。

なんとかここまで来られた。

なので、ボクの車の目標はもう終了しています。ランクル70はいつか欲しいですが、なければ250で十分です。というか走っているとき、自分が250に乗っているか他の車に乗っているかなんて、正直分かりません。降りた瞬間に「かっこいいな」と思うくらいです。

スニーカーだけは別で、「見てこれ、すごいだろう」と言いたい気持ちが残っています。でも腕時計は本当にいらない笑。Apple Watchで足りています。しかも機能の大半は使っていません。使っているのは通知だけです。Claudeの承認依頼と、ポケットのiPhoneに来た電話に気づくこと。あとはランニング中の音楽。それで完結しています。

ベンツもポルシェもかっこいいと思います。「乗っていいよ」と言われたら乗ります。ただ、自分のポケットマネーで何百万も出して、それを見せて回りたいかというと、そこまでではない。

🟤 見た目は普通でもちゃんと稼いで回す

ここまで書くと、欲がなくて悟っているみたいに見えるかもしれませんが、違います。

ボクの周りには、見た目はまったくギラギラしていないのに、しっかり稼いで、そのお金をちゃんと人に回している人たちがいます。あの形が一番すごい。

そしてボクは、まだそこまで行けていません。ここが自分の弱いところです。「お金お金しない」ことと「稼げていない」ことは、混ぜてはいけない話でした。混ぜると、ただの言い訳になります。

ボクがやりたいのは、自分がもらったお金を誰かに回すことです。別の仕事を任せるのでもいいし、一緒にやろうと巻き込むのでもいい。そうやって回っている状態が、単純に楽しいんですよね。

🟣 理想は部活みたいなチームで

事業を大きくして売って、また次の事業へ、という人たちは本当にすごいと思います。ただ自分は、その気持ちにあまりならない。

会社を上場させたいかと聞かれても、したくないわけではないけれど、どちらでもいいというのが正直なところです。それより、この会社があることでいろんな人とつながって、一緒に楽しいことをして、少し影響を持てて、使える範囲のお金を自分でコントロールできる。そのほうがいい。

従業員が10人でも100人でもなくていいと思っています。1人2人の会社でも、そこにいる人の人生が最大化できるなら、その会社には意味がある。

会社をスケールさせることと、社会にインパクトを与えることは、別の話です。ボクがやりたいのは後者のほうで、No.3代行事業をもう少し大きくしていけば、そこに届くと思っています。

楽しく、いつも笑って、部活みたいなチームでやる。ボクの答えはそこでした。

ギラギラしていないのは、意識が低いからではなくて、欲しいものの置き場所が違うだけかもしれません。


本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も楽しむためにやるかめっちゃやるか。
選択はあなた次第。

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「経営の"進まない"を"進む"に変える」No.3代行をしています。
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