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最後の最後は経験の差

本当なら、来週は全国大会を見に滋賀へ行っているはずでした。

実際、今日、滋賀へ向かっています。ただし行き先は、クライアントさんの工場。
負けた理由は実力より先に、たぶん経験の方です。

こんにちは。
No.3代行事業をしている、複業CEOのウエツです。

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「普通の人生」に疑問を感じ、転職やパラレルワークで「普通」をぶっ壊しにいったら、気付けば10社で複業していました。
生き方は何通りもあっていい。
あなたの「普通」も、ちょっと揺さぶれたら嬉しいです。

元ネタはこちら⏬


何事も経験だ!といい続けて、それを仕事にできているのですが、もはや何がメインなのか自分でもわからないウエツです。
(器用貧乏が過ぎる)

この土日、長男くんの全国大会へのキップがかかった関東大会がありました。長男くんのチームは横浜のブロックで優勝して、神奈川県でも優勝して、県一位という看板を持って乗り込んでいます。

結果はベスト8。

全国には届きませんでした。

団体戦は、勝ち続けるのが意外と難しい競技です。5本勝負なので当たり方の相性が出ますし、選手はほぼ全員が朝から出ずっぱりになります。この暑さですから、途中で体調を崩す子も出る。順当にいけば勝てるはずの相手に落とすことは、普通に起こります。

しかも今回は、大会の仕組みそのものが正直よく分かりませんでした。

🟢 少しだけ文句を言わせてください

今回の大会は、なぜだか救済措置がたくさんある。敗者復活戦が至るところに用意されているんです。

神奈川県の予選からしてそうでした。

決勝で負けた学校と、準決勝で負けた者同士の3位決定戦を勝ち上がった学校が、もう一度2位決定戦をやる。つまり一度負けているのに、もう一回チャンスが来る。1位と2位をそのまま出せばいいんじゃないですか、と思いながら見ていました。

関東大会も同じです。全国大会へ行けるのは8チーム。ベスト4に入れば全国は確実。ベスト8だと、今度は下から敗者復活が上がってきて、初戦で負けた学校同士の勝者ともう一度対戦することになる。

そして今回、県の2位決定戦を勝ち上がってきた学校が、関東でとても良い流れに乗って、最終的に関東2位になりました。長男くんの学校は、県一位で入ってベスト8で終わり。

ルールなので、文句を言っても仕方ありません。ただ「順当に勝ち上がったら、そのまま報われる」形になっているかというと、うーん、という感じは残ります。

まあ、ここは前置きです。本題はここからです。

🟡 とにかくみんな硬かった

コートの外から見ていて、いちばん引っかかったのがそこでした。

硬い。とにかく硬い。

伸び伸びやればいいのに、と何度も思いました。

だって神奈川県チャンピオンとしてそこに立っているわけです。自信を持ってぶつかっていけば、十分に戦える相手でした。それなのに、体も表情も固まっている子がほとんどでした。伸び伸びやれていた子も何人かはいましたが、チーム全体の空気としては明らかに硬い。

思いが弱かったわけではありません。逆です。強すぎたんだと思います。

長男くんは「俺は全国に行くんだ」とずっと言っていました。そこに向けて練習してきたのも、隣で見ています。素晴らしいことです。ただ、その強さが、そのまま体をこわばらせていた。

全国大会のキップが目の前にちらついた瞬間、力が入る。これは根性の問題ではなくて、たぶん経験の問題です。

🔶 「勝って欲しい」と「勝つんだ」は別の言葉

応援席も、どこか同じ空気でした。

「負けてしまうんじゃないか」という薄いネガティブが、うずまいていたように感じます。声としては「勝って欲しい」なんです。

「勝つんだ」ではなかった。

これ、似ているようで全然違う言葉ですよね。

「勝って欲しい」は祈りの言葉です。結果が自分の手の外にあるときに出てくる。「勝つんだ」は、自分の側にまだ主導権があるときの言葉です。

コートの中と外は、思っている以上につながっています。祈っている集団の中で、選手だけが堂々としているというのは、なかなか難しい。

一方で相手の学校は、おそらく全国大会に出たことがあります。関東も常連でしょう。あちらにとって関東大会は「通過する場所」です。ここで終わってはいけない、と思って立っている。

こちらは「ここまで来た」と思って立っている。

同じ試合をやっているのに、立っている場所が違う。ボクにはそう見えました。

🟠 日本一が通過点になった世代

ある経営者の方と話していて、思い出した話があります。

ベテランの男子プロゴルファーの片山晋呉さんが、こんなことを言っていたそうです。

「今の世代の選手は、どうしてあんなに当たり前に世界へ挑戦できるのか」

バスケットもそうです。野球もサッカーもそうです。テニスもそうでした。日本のトップが、そのまま世界の舞台で戦っている。優勝することもある。

その方の世代は、そうではなかったそうです。日本の中でトップを取ることが目標で、世界のトップを取るというのは、どこか別の話として置かれていた。前提そのものが違ったわけです。

でも今の子たちは、育つ過程でずっと世界の試合を見ています。テレビでもネットでもYouTubeでも、世界基準の映像がいくらでも流れてくる。だから、日本一というのは「やっと世界に挑戦できるキップが手に入った」くらいの位置になる。

日本一に「なった」のか、日本一に「なったことがある」のか。

言葉としてはほとんど同じなのに、次の一手が変わります。前者はゴールで、後者は経験値です。

そして経験値というのは、次の場面で勝手に効いてくれる。ゴールは、着いた瞬間に足を止めさせる。

🟤 来年のチームはたぶん全国へ

ここからは、けっこう明るい話です。

今の中学2年生のチームは、たぶん全国に行きます。

なぜかというと、彼らはもう経験しているからです。関東大会の空気を知っている。県で一位になるという感覚も、一度手に入れている。

「県で一位じゃん、俺ら」

そう思える状態からスタートできるのは、とんでもなく大きいです。次にチャンスが目の前に来たら、たぶん一回は固まるでしょう。人間なので固まります。でも今回、固まって負けるという経験まで一緒にしている。だから、そこを乗り越えられる可能性がぐっと上がる。

そして一度全国に行ってしまえば、全国は当たり前になります。

そう考えると、今回のベスト8は、単に届かなかった数字ではありません。彼らはこの土日で、めちゃくちゃ強くなりました。負けを一晩で経験値に変換したチームの顔を、ボクは近くで見ています。

長男くんにとっては最後の夏でしたが、彼が持ち帰るものも同じです。全国に行けなかったという事実より、あの空気の中で固まった自分を覚えているほうが、この先ずっと効きます。

🟣 異業種の相談がなぜ来るのか

同じことが、そのまま仕事でも起きています。

今日、あるクライアントさんから連絡をもらいました。

「ウエツさん、こういう人がいるんだけど、相談に乗ってあげられない?」

内容は美容系でした。

もしボクが工作機械メーカーの仕事だけをやっていたら、この話は箸にも棒にもかからなかったはずです。声すらかからない。

でも以前、美容の仕事をしたことがあります。SNSやマーケティングをやっている人たちとも、けっこう話をしてきました。プロだとは言いません。専門家として名乗るつもりもない。それでも、何をどう考えれば話が前に進むかは、なんとなく分かります。

その「なんとなく分かる」を持っているかどうかで、相談が来るかどうかが決まっている。

もちろん、ゼロからスタートしたものもたくさんあります。「これ、一緒にやってみませんか」と声をかけてもらうこともあって、これはこれで本当にありがたい話です。ただ全体で見れば、人は経験のある側に頼りたがります。それは自然なことだと思います。

じゃあどうするか。やってみるしかありません。

上のステージに行きたいなら、まずそこに挑戦する。最初はうまくいかないし、勝てないことのほうが多い。でもどこかで一回勝てたとき、それが経験値になる。次に同じ場面が来たとき、「俺は一回やったんだからできる」と思える。

この自信は、何かで代用できるものではないです。買えないし、借りられない。

ボク自身も今、新しいことを始めようとしています。うまくいくかどうかは、正直まったく分かりません。ただ、やろうと決めた時点で経験値の入口には立っています。転んでも、そこは残る。

結局、最後の最後は経験の差です。


本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も楽しむためにやるかめっちゃやるか。
選択はあなた次第。

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「経営の"進まない"を"進む"に変える」No.3代行をしています。
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