伝え方を色々と考える
「夕飯って、いつもどうされてますか」
友人が、ある答えを導き足すのに考え抜いた質問です。
何を聞きたいかわかりますか?
こんにちは。
No.3代行事業をしている、複業CEOのウエツです。
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「普通の人生」に疑問を感じ、転職やパラレルワークで「普通」をぶっ壊しにいったら、気付けば10社で複業していました。
生き方は何通りもあっていい。
あなたの「普通」も、ちょっと揺さぶれたら嬉しいです。
元ネタはこちら⏬
1回した訪れたことのない素敵なお店を「ボクの店」と紹介するウエツです。
(カン違い甚だしい)
先日、MBさんがオーナーの素敵なお店に、男3人で行ってきました。
一人は、ボクの仕事に近からず遠からずの事業をやっている友人。先月最高の数字を出したそうで、相変わらずバリバリやっています。
もう一人は、投資家であり事業家でもある方。5月に参加したクリエイティブキャンプで一緒だった方で、その友人が「3人で飲みませんか」と声をかけてくれて実現しました。
こういう人たちが集まると、面白いんですよね。半分どころか、8割はビジネスの話になる。もちろんプライベートの話も出るんですけど、それがどこかで仕事とつながっている。この仕事をやっているからプライベートがこうだとか、こういう生活を守りたいからこの仕事をやっているとか。全部が地続きなんです。
バリバリやっている友人は、先月が過去いちばんの数字だったと話していました。この歳になると、一日の時間のほとんどは仕事です。そこにちゃんとコミットして、結果を出していく。当たり前のようでいて、なかなかできることじゃない。並んで聞いていると、自分はどうなんだと背筋が伸びます。
自分はいま、右へ左へ、上を向いたり下を向いたり、いろんな方向に視点が散っているなと感じる時期でもあります。だからこそ、こうやってちゃんと結果を出している人と話すと、自分を見直すきっかけになる。刺激をもらえる、ありがたい時間でした。
そのなかで、いちばん残ったのが「伝え方」の話です。
🗣 振る舞いで伝え方を変える
きっかけは、その焼き鳥屋の店主さんでした。
ボクは前に一度だけ、この店に来たことがあったんです。店主さんは、なんとなくの雰囲気でそれを覚えていてくれました。ただ、そこで「この間、来てくれましたよね」とは言わない。
一度か二度しか来ていないのに、常連ぶって話すお客さんっているじゃないですか。まるで自分の行きつけみたいに振る舞う人。そういう人には「久しぶりですね」ではなく「いつも来ていただいてありがとうございます」と返すそうです。相手が出したい空気に、そっと合わせる。
逆のパターンもあります。サプライズを仕掛けたいのに、その相手が実は一度来店していた。そういうときは、あえて「初めまして」の空気でコミュニケーションを取る。
同じ「お客さんを迎える」でも、伝え方をここまで細かく変えている。聞いていて、なるほどなと思いました。
🎚 同じ言葉でも誰がどう伝えるか
伝える人と、伝え方。
この二つで、伝わり方はまるっきり変わります。
まったく同じことを言うのでも、上から言うのか、同じ目線で言うのか、下から言うのか。少し強めに出すのか、やわらかく置くのか。言い方は無数にあって、そのどれを選ぶかで相手の受け取り方が別物になる。
一緒にいた二人は、どちらもチームを率いた経験がある人でした。だからこの話に、すごく深くうなずいていた。「これ、めちゃくちゃ大事なんですよね。難しいんですけど」と。人を動かす場所に立ったことがある人ほど、ここで痛い目を見ているんだと思います。
ボクもNo.3代行という仕事で、社長と現場のあいだに立つことが多い。同じ内容を伝えるのでも、誰にどう渡すかで、進むか止まるかが変わる。頭では分かっていても、毎回ちゃんとできているかというと、正直あやしい。
それでも、ここを意識しているかどうかで結果は大きく変わる。伝わらなかったのは相手のせいじゃなくて、たいてい渡し方のせいなんですよね。
🍚 核心に迫りたいときほど遠回りする
そして昨日のメインが、投資家であるその方の「聞き方」でした。
この方、人の核心に迫りたいときほど、めちゃくちゃ遠回りをするんです。
たとえば、目の前の相手が結婚しているのか、独身なのか。話を少し踏み込みたいときに、これが分からないと動きにくい場面ってありますよね。かといって「結婚されてるんですか」とストレートに聞くのは、人によってはデリケートすぎる。結婚したくてもできていない人もいる。離婚を経験していて、それをまったく気にしない人もいれば、触れてほしくない人もいる。相手がどのタイプか読めないから、聞けない。
そういうとき、その方はこう聞くそうです。
「夕飯って、いつもどうされてますか」
めちゃくちゃ遠いところからの質問なんです笑。でも、返ってくる答えで、だいたい見えてくる。
「コンビニが多くて、帰りに買って食べちゃうんですよね」と返ってくれば、独身の可能性が高い。
「妻が作ってくれて、土日だけボクが作るんです」と返ってくれば、結婚している。子どもがいるかまでは分かりませんが、知りたかったことにはたどり着ける。
しかも、聞かれた側はいやな気持ちにならない。ただ夕飯の話をしただけですから。
共通の話題が一つあるだけで、会話は一気に転がります。子どもの年齢が近いと分かれば、それだけで盛り上がる。相手のことを自然に探る、その入り口を「夕飯どうしてますか」に置いている。うまいなと思いました。
👀 TPOを見極める
さらに、際立ったのが、この方の見た目です。
短髪の金髪頭に、タンクトップで、筋トレをやっていて体がでかい。パッと見はけっこうイカつい。それなのに、聞き方はどこまでも優しくて、細やかに気を使っている。いまは西野さんのチムニータウンのイベントにもよく顔を出しているそうで、中の話もいろいろ聞かせてくれました。
「夕飯どうしてますか」から入る人が、あの見た目。このギャップに、ボクはやられました。
営業も、たぶん同じなんですよね。お客さんが抱えている課題を、こちらから「困ってることは何ですか」と正面から聞いても、なかなか本音は出てこない。お客さんが自然に、自分から話したくなる流れを作る。その空気づくりが、結局いちばん効く。あの遠回りは、そのまま営業の話でもありました。
ちなみに、ここは誤解のないように書いておきます。
いつでも遠回りが正解、というわけじゃありません。時間がないとき、どうしても核心に触れなきゃいけないとき。そういう場面では、直球でバーンと聞いたほうがいい。回りくどくやっているほうが、かえって失礼になることもあります。
大事なのは、場所と、環境と、空気と、相手。そのときどきで話し方も伝え方も変える、ということ。TPOという言葉があるとおりです。一つの正しい伝え方があるんじゃなくて、状況の数だけ正解がある。
🧭 チームを持つ人ほどここで差が出る
この話、リーダーの立場にいる人ほど刺さると思います。
同じ指示でも、伝え方ひとつでチームの動きは変わる。強く言うべき相手なのか、そっと置くべき相手なのか。今この場は直球でいい場面なのか、遠回りしたほうがいい場面なのか。それを一人ひとり、その都度読んでいく。面倒です。でも、ここを雑にやると、伝えたはずのことがまるで伝わっていない、なんてことが平気で起きる。
坊主でタンクトップのあの方が、夕飯の話から入る。その優しさを、ボクもちゃんと使えるようになりたい。伝えたいことがあるなら、なおさらです。まっすぐ投げるだけが、届ける方法じゃないんです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も楽しむためにやるかめっちゃやるか。
選択はあなた次第。
