音楽の日。87人の音に心を動かされて
先日、ありがたいことにチケットを譲っていただき、子どもと一緒にリニューアルオープン記念コンサートへ行ってきました。
この日は、合唱の部と吹奏楽団体によるバンド演奏。
総勢87名による吹奏楽の演奏は、想像していた以上に迫力がありました。
クラシックから洋楽、ジブリ、そしてマツケンまで。
幅広い世代の人が楽しめるような選曲で、会場いっぱいに音楽が響いていました。
そして、私が一番楽しみにしていたのがトトロ。
ジブリには好きな曲がたくさんあるけれど、その中でも一番好きなのが、
となりのトトロの「風のとおり道」です。
この曲を聴くと、なんとも言えない懐かしい気持ちになります。
物心ついた頃に見たトトロの世界。
緑いっぱいの景色や、夏の空気。
どこか遠くへ続いていきそうな道。
実際に自分がその場所にいたわけではないのに、なぜか「知っている景色」のように感じる。
そんな不思議な曲です。
その「風のとおり道」を、目の前で生演奏で聴くことができました。
87人の音が重なって、会場いっぱいに広がっていく。
懐かしい曲なのに、初めて聴いたような新鮮さもあって、しばらくその音の中にいたくなりました。
昔から好きだった曲を、大人になった今の自分が聴く。
すると、曲だけではなく、その頃の自分まで一緒に思い出すことがあります。
音楽って不思議だなと思います。
記憶をしまっている引き出しを、何年ぶりでも一瞬で開けてしまう。
この日は、まさにそんな日でした。
そして、やっぱり「生演奏は素晴らしい。」
音が耳だけではなく、身体にも響いてくる。
まるで音楽そのものがこちらに向かってやってくるようで、私の耳はすっかり喜んでいました。
貴重な経験をさせていただけたことに、
本当に感謝です。
そして、コンサートが終わったあと、
もうひとつ嬉しいことがありました。
帰ろうとしたとき、子どもが突然、
「ちょっと待って」
と言って、アンケートを書き始めたのです。
しかも、自分から。
そして家に帰ると、今度は発表会で弾く自分の課題曲の練習を始めました。
きっと、たくさんの人が音楽を奏でる姿を見て、
何か感じるものがあったのでしょう。
誰かに「練習しなさい」と言われたわけでもないのに、自分からピアノに向かった姿を見て、私はなんだか嬉しくなりました。
音楽を聴きに行っただけだったのに、家に帰ってからも音楽が続いている。
そして今度は私も、子どもに負けていられないなと思いました。
私も毎日、少しでもピアノを弾こう。
子どもの頃から好きだった音楽も、
大人になってから始めたピアノも。
上手に弾けるかどうかだけじゃなく、
こうして音楽が自分の毎日にあることを楽しみたい。
そんなことを改めて感じた一日でした。
さて、今日も少しだけ弾こうかな。
