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【THE BAND】令和のティーンでも、パンクをやっていいと背中を押してくれる漫画

日本では2000年代前半までのガレージパンクブーム以降、海外ではもっと早くポストパンク・オルタナ以降、“パンク”って言葉が形骸化してしまった。

合皮の革ジャンに地雷系に似たり寄ったりな“パンクファッション”。軽音部の言う自称パンクな邦ロック、よくても青春パンクな“パンクロック”。日常用語にもなりつつある“パンク”。
なにはともあれ、“ロック”と同様に“パンク”も特別なものではなくなった。

自分のバンド含め、一部アンダーグラウンドでパンクロックのリヴァイヴァルが、10代から20代のハミダシ者の中で勃発してはいる。してはいるが、ルーツのわかる一部のおじさんたちにしかわかっちゃあくれない。

そんなの、不貞腐れてもおかしくない。好きという衝動だけじゃ続けられない壁があるから。それでも、ありのままに“パンク”をやっていいと背中を押してくれるのが、ハロルド作石の『THE BAND』。

1巻を100円で買って、ハロルド作石の最新作どんなもんなんだと読んでみたら、尖りまくってて最高だ!ってなったのが、ちょっと前の記事でのハナシ。

2巻3巻はやく読みてー!って、この記事で書いて、翌日には蔦屋に駆け込んで読んだんだよね。

呼んでる最中、ずっと心臓がドキドキしてた。ごくまれに面白くて共感できて、モチベまで上がるあの衝動的なヤツ。現代の若いロックンローラーの声をいちばん再現できている漫画だと思う。

「ニルヴァーナの曲は全曲コピーしたんで」主人公のひとこと。
うわ、かっけー!そう来なくっちゃ!高校にそういう友達がひとりでもいたら、絶対もっと楽しかっただろうな。

なによりもすばらしいところは、軽音部なんかぶっ飛ばして、目指すべきところの視点が養われていく感じ。軽音でなあなあな最近のバンドの雰囲気もバンド漫画のセオリーも、ダサすぎるぜ!ってロックンロールをかき鳴らす。叫ぶようにワケもわからないままに歌う。そして、暴力的なドラムの描写が中村達也みがあって最高。

なんだよこの漫画。今年でラストティーネイジだけど、ガチのパンクやってきててよかった。そしてプラスで、背中も押してくれる。やったろうじゃねえか。

新刊でソッコー買わなきゃな漫画見つけちまったな。これからも楽しみだ

P.S.   この記事で少しでも、今のティーンのパンクが気になった方は、パンク50周年アルバムをリリースしたんで、聴いてみてほしいっす!
限定盤は残りわずか!!


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