6月1日 迩幣姫
6月1日 迩幣姫 迩幣姫神社社伝
昔、浮沼池のほとりに住む長者の美しい娘・迩幣姫は、毎日のように池のほとりを歩いていた。ある日、池の主である大蛇が美しい若者の姿になって現れ、二人は恋に落ちた。姫は幸せそうにやせ衰え、ある夕暮れ、池に消えてしまった。
通りかかった人が見たのは——巨大な蛇に巻きつかれながら、池に沈んでゆく姫の姿。
父親が駆けつけたとき、水面に浮かんでいたのは、姫の白い衣だけだった。それ以来この池は「浮布の池」と呼ばれるようになり、姫が消えた6月1日の巳の刻には、白い布のような波の光が水面に浮かぶという。

