農家の僕たちが、那須街道でお店をオープンする理由。
こんばんは!
たぬき社(稲作本店)オーナーの井上です。
今日は、新店舗のお知らせと、なぜ新店舗??
その想いをお届けします!!
「たぬき社」の挑戦から見えてきた町の課題
お米が生まれる里の真ん中に「たぬき社(本店)」をつくって1年半。
田んぼや畑が見える広場、ゆったり草を食むヤギ、里山の美しい時間。 ここでしか味わえない空気や「食と農」の魅力を届けることが、僕たちの原点であり、大切な挑戦の始まりでした。

就農して9年目。お米だけつくって出荷していた頃とは、180度変わって、ありがたいことに、週末にはたくさんのお客様にお越しいただき、いろんな出会いや対話があって、農村から新しい風を起こす手応えを少しずつ感じています。
でも、そんな大好きなこの町で、僕たちは一つの衝撃的な数字を知ることになりました。
「昨年、那須町全体で生まれた子どもの数は、55人だった。」
言葉を失いました。あと5年もすれば、町全体の小学校を合わせても、たった2クラス分しか子どもがいない時代がやってくる。
「衰退」という言葉は使いたくない。
けれど、このままでは僕たちが守りたいと願ってきた、この町の風景が静かに消えていってしまうという現実が、目の前に突きつけられた瞬間でした。

なぜ、若者たちは町を出ていってしまうのか?
出生数に関係する若者の人口。その若者たちが地元に残らない。
みんな高校を卒業する頃には、隣町の黒磯、宇都宮、東京へ流出していく。
それは「この町に未来がある」「いつか戻ってきたい」と思える背中を、僕たち大人が見せられていないからではないか。
実は僕自身、一度町を離れた妻と共に、父親が守ってきた農業を引き継ぐ形でこの那須町に戻り、事業をスタートさせました。
一度外へ出ても、「戻ってくる場所」があった。
引き継ぐべき「土地」や「文化」、先輩方が守ってきた「ルーツ」があったからこそ、今の僕たちがあります。そのことには深く感謝しています。
だからこそ、いまの那須の景色を見ていて、感じることがあります。
那須街道をはじめ、町には素敵なホテルやレストランがたくさん増えました。 新しい風が入ること、外から参入して挑戦されること自体は本当に素晴らしいことですし、街が活気づくのはとても嬉しいことです。
しかし、昔からこの土地に根を張り、生きてきた地元の事業者がどんどん減っている。 (町への観光流入は過去最多を更新していてもです。。)このままでは、町から首都圏へお金が流れ、つなぐべき歴史も、文化も、失われていってしまうのではないか。
20年後、30年後、子どもたちが大きくなったとき、那須に広がる風景はどうなっているだろう。「この町はいったい、誰の町なんだろう?」ルーツを失ってしまうのではないか。そんな危機感を感じています。

「誰かが町を良くしてくれる」のを待っていていいんだろうか?
先輩方がこの農村と風景を守り、僕たちにバトンを渡してくれたように、今度は、僕たちが、この町に根ざした商売で立ち上がらなきゃいけない。
外からの魅力と、地元の魅力を繋ぐ「架け橋」になりたい。
そう決意して、今回那須街道に「那須高原店」を出店します。
ただ流行りのモノを提供するのではなく、
・この土地で生まれた、本当に良いもの
・地元で真面目にモノづくりをしている人たちの想い
・那須という土地が持つ、温かい空気感
これらを自分たちの言葉で届けていく場所をつくっていきたいと考えています。

「米を作るな、未来を創れ!」
子どもたちが将来、都会に出て行ったとしても、「いつか、帰りたいと思える」 そういう未来をつくりたい。「たぬき社・那須高原店」は、地元の事業者として、農業の未来と町のバトンを次の世代へ繋ぐための挑戦です。
上手くいくかなんて、わかりません。
でも、この場所から、僕たちの挑戦を発信していけると思うと、ワクワクします。
ところで、、「誰が動くの??」 一緒に働いてくださるスタッフ募集!
オープンは、稲刈りに差し掛かる9月〜10月頃になりそうです。
農作業と、たぬき社(本店)の運営と、新しいお店と。
やるべきことは本当にたくさんあります。
正直、忙しすぎるかもしれません。。
これは。。新しいメンバーにも入っていただかなければなりません!なるべく地元の方に。ここで働くことに自信と誇りを持ってもらえるような、そんな場所にしていきたい。
まだまだ力が弱いので、「理想」と「現実」はあるけれど、松下幸之助さんが言われていた「何事も描くことからしか、物事は実現しない。」という言葉を信じて、邁進します!
採用募集もスタートしています。
「たぬき社ブランド」で、私たちと一緒に働いてみたいという方は、ぜひ、以下をご覧ください。
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たくさんのご応募、お待ちしております!!
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これから、狸久保のたぬき社(本店)と、那須高原店の動き、準備の様子や僕たちのお店に込めた想いも、noteでも少しずつ発信をしていきます。

「米を作るな、未来を創れ」果たして、どんな未来を創っていけるのか。
僕たちの新しい挑戦を、どうか温かく見守っていただけたら嬉しいです!
よろしくお願いします!
