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真っ直ぐな子供の願い、真っ直ぐには飛ばない弾丸

本物の銃が当たり前のように日常に存在する社会を、幸いなことに僕たち日本人は知りません。アメリカでは子供たちの日常に、当たり前に銃が見え隠れしている。その怖さを教えてくれる悲しい家族の物語。


【PICK UP MUSIC】
 🎵 Man In The Mirror
 🎤 マイケル・ジャクソン(1987)

「まずは鏡に映るそいつ、つまりは自分からアクション起こそうよ」とマイケルが呼びかけているこの曲。アルバム『Bad』に収められた曲で、MVはドキュメント映像をつなぎ合わせたメッセージ性の強い作品になっています。あらためてこのMVを見ながら思ったのは「ああ、世界って40年経ってもそんなに変わってないなあ。でも全然変わってないわけではなくて、ちょっとずつマシになってきてるかも」ということでした。

どの国に、どんな人がトップに立つのかは大きなイシューですが、その人ひとりでは世界が大きく変わることはなくって、そんな視野狭窄な物事の見方をしてたら、がっかりするばかりだし幸せじゃないなと思いました。明日からの日々の暮らしの中で自分ができることを少し頑張れば、ずっとずっと先に自分の思い描いていた世界がピタゴラスイッチ的に来るかもしれない。その時には自分は生きてなくて、それを目の当たりにすることはできないかもしれないけど、それでいいんじゃん。と、この曲を聴きながら思いました。

ライブのパフォーマンス映像のほうも。やっぱ会場の熱量がハンパない💦 こんな会場創れるシンガーって最近でいうと誰? いる?

◉その他の劇中挿入歌

🎵 Higher Love 🎤 スティーヴ・ウィンウッド(1986)
🎵 What It's Like 🎤エヴァーラスト(1998)
🎵 Man In The Box 🎤 アリス・イン・チェインズ(1990)
🎵 Just To See Her 🎤 スモーキー・ロビンソン(1987)


【STORY】"銃社会"アメリカに問いかける

1年間に約4万人が銃によって命を奪われたり、失ったりしている国、それがアメリカという国です(半数以上は自殺だそうです)。現在、4億丁以上の銃が巷に出回っていて、一般家庭のほぼ2軒に1軒(約44%)に銃が置いてある社会。銃が必要になったらお隣さんに行けば借りれちゃいます。お醤油のように(ま、それも最近は無いか💦)。規制強化を望む声は高まっているようですが「相手が持つなら、こっちも持っておかないと」という、まるで核抑止論の縮小版のような理屈で今に至るまで減る様子はありません。政治的にも全米ライフル協会などの圧倒的な影響力で、なかなか抜本的な法改正が進みませんね。

家の中にあったマシンガンで遊ぶ子供たち。このオッサンも注意して取り上げますが、
実は銃ブローカーで、この後これを89ドルで売りさばきます。
こうやってマシンガンは様々な人の手を経由して、事件の凶器となっていきます

劇中では、その人の命を奪う道具のそばに家族、そして子供たちが当たり前のようにいる日常が描かれていて、大人以上に理性の沸点が低い子供たちのすぐそばに銃がるのだなと怖くなります。今回は家族を愛するが故に、家族が壊れないようにという願いが、跳弾となって我が身に降り掛かってしまうというエピソードでした。両親は必至で子供を庇おうと無茶な嘘をついてみせますが、法を犯したり誰かを殺めていまえば、いくら家族といえども助けることはできないですね。そうなる前に手を打たねば。

家族を思うまっすぐな気持ちが、家族を不幸にしてしまう。皮肉すぎるお話

日本でも同じような事件を散見しますが、アメリカのように銃という飛び道具が手に入りにくい分、まだ抑制されている気がします。どうか、これ以上この国が危ない場所になりませんように。

エンディングで流れる銃の即売会での一コマ。家族で来場してる絵面が衝撃的

9年前のニュース映像ですが、上のような光景は誇張してるわけではないのがわかりますね。


【LOOK BACK JAPAN MUSIC】
 🎵 TANGO NOIR
 🎤 中森明菜(1987)

約88.7万枚を売り上げて、この年2番目の売り上げを叩き出した中森明菜さんの「TANGO NOIR」です。とはいっても、前年1986年に発売された彼女の最大のヒット曲「DESIRE -情熱-」の約102.1万枚には及びません。この年辺りから人気にも陰りが出始めていました。昨年あたりから再び歌手活動も再開していますが、やっぱり歌声などは、あの頃の輝きには遠く及ばない気がします。学生カバンにステッカー貼ったり、透明下敷きにピンナップを挟んでいたくらい大好きだったので尚更そう思うのかも。でも、誰しも時が経てば当たり前に老いるもの。それもまた人生。あの頃の明菜ちゃんが好き、でいいと思ってます。深夜のラジオも楽しかったなー。

◉この年の日本ってこんなだった

1987年の日本のムーブメントについては以前の記事で取り上げました! よかったら合わせてご覧ください。


捜査をしていった結果、真犯人が特定され「知りたくなかった」と悲し気に告げるリリー

世界は相変わらず物騒ではあるけれど、マイケルが望んだ世界に一歩ずつでも近づいていることを信じたいですね。

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