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世界一のホテル「ローズウッド香港」で感じた、ホスピタリティの本質

ホテルの世界ランキングのひとつに「The World’s 50 Best Hotels」があります。
昨年までこのランキングで2位・3位に名を連ねていたローズウッド香港(Rosewood Hong Kong)に、「いつか泊まりたい」と思っていたのですが、先日ついにその機会に恵まれました。

偶然にも、私がチェックインしたその日は――
まさに「The World’s 50 Best Hotels 2025年版」の発表日。
そして、その年の第1位にローズウッド香港が選ばれた日でもありました。

そんなこととは知らずにチェックインした私。
チェックインの時に、スタッフの方から「本日のご予定はいかがですか?」と声をかけられ、
「今日はいくつか気を遣うことがあり疲れたので、この後は部屋でゆっくり過ごそうと思います」と答えました。

するとそのスタッフは、にこやかにこう言ったのです。

「そうでしたか。それでは、ゆっくりお過ごしいただけるように、お部屋をスイートルームにアップグレードいたしましょう。どうぞローズウッドで、快適なひとときをお過ごしください。」

その瞬間、思わず言葉を失いました。
そして案内されたスイートルームの広さにも、ただただ驚くばかり。

ドアを開けると広々と広がるリビングルーム
リビングルームとベッドルームをつなぐ廊下。廊下がお部屋の中にあります。驚
ベッドルーム
バスルームも広々と!

とにかくこのローズウッド香港は、ハード面・ソフト面ともに一流です。
部屋はスタンダードでも50平米以上と広々しており、眺望も素晴らしい。
2019年開業のため、建物も新しく、快適そのものです。

しかし何より心を打たれるのは、スタッフのホスピタリティ
出会う人すべてがにこやかで、「ゲストのために」という姿勢が徹底しています。
その言葉遣いも洗練されていて、上品で、そして何より優雅。

チェックイン後に「1位受賞」を知り、その後出会うスタッフ一人ひとりに「おめでとうございます」と伝えたところ、皆さんが本当にうれしそうに、そして誇らしげにホテルへの想いと感謝の言葉を返してくれました。

その表情や言葉の端々から、このホテルを心から愛し、ここで働く誇りを持っていることが伝わってきます。
そして、同じようにここに滞在するゲストを大切に思う、その“もてなしの心”に深く感動しました。

ロビーなど共用スペースに立っていると、どこからともなくスタッフの方がさりげなく声をかけてくださいます。
その自然さが本当に見事で、そこにマニュアル的な乾いたやり取りは一切ありません。
かわされる言葉はどれも温かく、人と人との距離が心地よい。

朝食を終えて部屋に戻る途中、ロビーを通りながら外の光がとてもきれいだったので、しばらくの間、窓の外を眺めていました。
すると、すぐそばにいたスタッフが微笑みながら、「今日は本当に美しい朝ですね」と声をかけてくれる。
そこから自然に季節の話へとつながっていく――そんな時間がありました。

もちろん、彼らにはウィット(機知)もあります。
朝食会場のスタッフは皆とてもプロフェッショナルなのですが、私の席の近くでカトラリーを落としてしまった方がいて、その音が一瞬、会場に響きました。

私は他のスタッフと話していたのですが、驚いてそちらを見ると、そのスタッフは落ち着いた様子で「申し訳ございません」と私に伝え、私が「大丈夫ですか?」と声をかけると、「はい、恐れ入ります」と丁寧に応じてくれました。

すると、私と話していた別のスタッフが、その場の空気を和ませるように、こう言ったのです。

「(大きな音でしたね)これで目が覚めましたね。」

思わず私も笑いながら、

「最高のウェイクアップコールですね。これで完全に目が覚めました!」
と返す。

そんな軽やかで温かい空気が、このホテルには流れています。

ここが世界第1位に輝いたのも、心から納得です。


今年のランキングを見てみると、2位はフォーシーズンズ・バンコク、3位はカペラ・バンコク
この2つもローズウッド香港と並んで毎年TOP3に名を連ねる名門です。

どちらにも宿泊したことがありますが、いずれも本当に素晴らしい。
設備面(ハード面)の完成度はもちろんのこと、スタッフの所作や言葉、ゲストへの寄り添い方など、ソフト面でも「さすが」と言わざるを得ないホテルです。

世界には数えきれないほどの素晴らしいホテルがあります。
それぞれに個性があり、魅力も違いますが、このTOP3のホテルには共通する特徴があります。
それは、誰に会っても、いつ訪れても、常に心地よい――という“安定感”です。

一度の偶然ではなく、再現性のある感動。
そこに、真のホスピタリティの力を感じます。


ちなみに、今年のランキングには、日本からもブルガリ東京アマン東京をはじめ、5つのホテルが選出されていました。

そのリストの中にも、私が以前宿泊したホテルがいくつかありますが、
個人的に特に印象深いのは、カペラ・シドニーマンダパ(バリ・リッツカールトン・リザーブ)です。

どちらのホテルも、まさに“記憶に残る体験”をプレゼントしてくれる場所。
しかもその体験は、誰にでも同じものではなく、
ゲスト一人ひとりに合わせて生まれる“唯一無二の体験”です。

だからこそ、
どんな体験になるかは、実際に宿泊してみてのお楽しみ」。

もし機会があれば、ぜひ訪れてみてください。
きっと、ホテルという空間の概念が少し変わると思います。

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葛山智子 I Tomoko Katsurayama いつもご覧いただきありがとうございます。是非応援よろしく願いします。 皆様から頂いたご支援は、1人でも多くのビジネスパーソンが「高い成果 × 深い充実感」を得るためのスキルを社会に広げる活動に、大切に活用させていただきます。