見出し画像

【主張】反核コミュニティは米ギャバード国家情報長官の「核廃絶推進」動画を最大限活用すべし #拡散希望 #NoMoreNukes


はじめに

2025年6月10日、米国家情報長官(DNI)トゥルシ・ギャバード氏 (Tulsi Gabbard) は実質的に核廃絶を訴える動画を配信しました。

動画の内容に関する報道は断片的だったため、私の個人オフィスであるOfficeBALESは、原水協(原水爆禁止日本協議会)さんの許諾を得てその仮訳を字幕化しました。既に私個人のYouTube、そして原水協さんの公式YouTubeやブログにもUPされています。

私個人のYouTube(ソース表示やギャバード長官の肩書きを随時表示するように編集)

原水協さんのYouTube(ソース表示や肩書きを追加する前の版)

以下は「X」にて、その動画をパート別に分けて内容を詳述したものです。

それぞれの動画に内容の詳述がありますので、全体をシェアいただくことでも、個々に動画をシェアいただくことでも、各パートの詳細を同時にシェアいただけるように構成しています。ご自由にご利用ください。

「広島訪問後のビデオ」に対する個人的思い

明示的に「核廃絶」を訴えることはせず、あくまで「核戦争回避」を訴える今回の動画は、確認したかぎり、公式「X」だけでなく、FB、インスタ、YouTube計4種にもわたって投稿されていました。特筆すべきなのは、各種SNSでこの動画がダウンロード可能になっていることです。通常、ダウンロード設定はデフォルトは「不可」に設定されており、意図的に「可」にしなければダウンロードはできないものです。

政府広報ともなれば特にそうで、政府高官が上げる編集加工された動画がダウンロード可能というのは極めて珍しいことです。そこには長官個人の強い意志を感じますが、問題はトランプ政権側がこの発信をどう受け止めるかです。単なる政府プロパガンダの一環なのか、それともより深い意味があるのか。(※追記)

※追記: 報道によると、長官の広島訪問と動画の配信は、トランプ大統領には快く思われていなかったそうです。大統領の基本方針は「二次大戦中にアメリカが行ったことについては謝らないし 間違っているとは思わない」なので、長官の今回の行動は政権の意向に沿わない、逸脱行為と捉えられたと。そういう意味で、今回の長官の行動は、トランプ大統領の意向に忖度しない、勇気ある覚悟の行動だったと言えるでしょう。なぜなら 長官は元大統領候補でもあり、次期大統領にも目されている中、現政権で失脚するのは非常に大きな政治リスクとなるからです。そのリスクを顧みないで今回取った行動は、イスラエルによるイラン攻撃の直前というのもあり、米国をイランとの直接戦争に引きずり込まないために世論にアピールする苦肉の策だったとされています。しかしかえって、大統領の心証を悪くしたようです。

今回、報道で最も話題になった発信は、あくまで長官の個人用「X」アカウント (@TulsiGabbard)から発信されています。政府公式アカウントではありません。そして、その個人アカウントのプロフィールには、ご丁寧にも、こういう記述があります。(この記述が動画発信後に追加されたかどうかは把握していません)



"Views do not reflect position of USG/DoD"
「見解は米国政府・国防省の見解を表すものではない」

Tulsi Gabbard氏の個人「X」アカウントより

複数SNS(4種類)に投稿しておきながら、あくまで「個人の見解です」とダメ押しする。それでも内容は、単に核戦争への警鐘を鳴らすものではなく、私が知る限りではこれまでにない画期的なものでした。

核大国の現職閣僚が、SNSを駆使して訴えたこと。「核廃絶」を明確に謳っていなくても、少なくとも「核戦争のない道を選ぼう」と公言した。核廃絶を標榜する者として、これを活用しない手はありません。

この動画の画期的な点

未だかつて、米国の政府界隈から、現代核兵器が実際に及ぼし得る人体や大気環境、生態系への破壊と、広島と長崎で実際に起こったそれを一つの文脈で語ったことはありませんでした。そこには歴史的に「断絶」が常にあったのです。

それは、核兵器の非人道性を認め、歴史的な被害者補償の失策を認める政策の転換に繋がり得るからです。これは、米国政府が国策として常に選ばないできた道ですし、日本政府もこれに倣ってきました。

ギャバード長官は動画の最後でこう述べています。

“So it’s up to us, the people, to speak up and demand an end to this madness. We must reject this path to nuclear war and work toward a world where no one has to live in fear of a nuclear holocaust.”

「だから、私たち次第なのです。人びとが声を上げ、この狂気に終止符を打つことを要求するかどうかに懸かっているのです。私たちは核戦争への道を拒否しなければなりません。誰も『核のホロコースト』の恐怖におびえながら生きる必要のない世界をめざして行動しなければならないのです。」 

ギャバード長官の政治的な思惑はさておき、長官が個人として発信したこの言葉をどう捉えるか。前広島市長の秋葉忠利氏は「X」で長官に直接返信する形で、この動画をこう評していました。

“Thank you for your excellent exposé on Hiroshima and Nagasaki and the danger of nuclear war. As a former mayor of Hiroshima, I value your effort as a priceless contribution to peace. The video clip is one of the best presentations on the subject I have seen in decades.

「広島と長崎、そして核戦争の危険性についての素晴らしい暴露記事をありがとうございます。 元広島市長として、あなたの努力は平和へのかけがえのない貢献です。 このビデオクリップは、私がここ数十年で見た中で最高のプレゼンテーションのひとつです

それもその筈でした。なぜならこの革新的な動画の中では次の4つのことが連続した一つのコンテクスト(文脈)で語られているからです。(動画のパート分けもこのストーリーに沿っています)

②広島・長崎の原爆投下が起こした甚大な人的・物的破壊と生涯的影響

③現代核兵器が起こし得る甚大な人的・物的・自然的破壊と地球規模的影響

④核戦争を誘発しかねない「戦争屋」が現実に暗躍している

⑤核戦争のない世界を現出させるために声を上げ行動する必要がある


この②③の中で、長官はただ「核廃絶を訴える」ことよりも遥かに重大な“告解“を行っています。核兵器が及ぼす人体と自然界への破壊と、広島と長崎で実際に起きた破壊を初めて“1つの文脈“に繋げて語ったのです。これは、これまで、あの大統領として初めて広島訪問を実現して大演説を展開したオバマ大統領ですら公に認めることも、言及することもなかったことです。これは、大統領の演説全文をあらゆる角度から解析し、自らも翻訳した立場上、そう確信を持って言えます。

だから私は、この動画の内容を広く知らしめることで、このことを声を大にして伝えたいと思います。そしてこの動画に同じ価値を見出した方々に、思い思いの方法でこの資産を活用していただきたいと思います。戦後80年目の8月6日を迎える今年、事前に起こすアクションのひとつとして。

#NeverAgainForAnyone 
#NoMoreHibakusha 
#NoMoreHiroshima 
#NoMoreNagasaki 
#NoMoreNukes 
#80YearsSince
#被爆終戦80年

注意喚起(NEW)

リンク集


▪️ギャバード長官の各種SNSでの発信

「X」
Facebook
Instagram
YouTube

▪️私個人と原水協による発信

YouTube完全版(各種ソース表示付き)
原水協公式動画(各種ソース表示編集前)
原水協公式ブログ記事(各種ソース表示編集前の動画と仮訳を日英併記)

▪️ギャバード氏の動画で使われている各種ソース

2️⃣「広島・長崎編」で使用された動画のソース:
ドキュメンタリー作品「原爆隠蔽」
3️⃣「現代核兵器編」で使用された動画のソース:
科学チャンネル「Science Time」
※2️⃣の参考記事;
アトミック・カバーアップ(原爆隠蔽)|「WONDERFUL WORLD」


いいなと思ったら応援しよう!

戦いのノート noteをご覧くださりありがとうございます。基本的に「戦う」ためのnoteですが、私にとって何よりも大切な「戦い」は私たち夫婦のガンとの戦いです。皆さまのサポートが私たちの支えとなります。よろしくお願いいたします。