声劇台本|もう、推してくれへんの?
概要
▷ 約178文字|朗読目安1〜2分くらい
短い声劇台本(1人用)です
🎧配信者:関西弁、ちょっと寂しがり屋で不器用
🎧元リスナー:配信者の元ファン、担降り済み
※担降りとは
推していたアイドルや配信者の応援をやめることです
「推してくれへんの?」ってタイトルを先に決めたものの、本編を自然な関西弁にするのがむずかしく、身近にいる関西出身の人の話し方を参考にしたり、友人にチェックしてもらったりしながら作りました。演じ方でヤンデレ、諦め、切なさなど印象が変わる台本です。
あらすじ
久しぶりの通知音、画面には元リスナーの名前。ひさしぶりの2人の会話。配信者の心がゆれる。推し、推されたあとに残った物語。
もう、推してくれへんの?
(通知音)
……あ、来た。
なあ。
久しぶりやん。
(少し笑う)
いや、別に責めてへんで?
ほんまやで?
……たださ、
タイムラインにはおらんのに、
既読もつかへんのに、
なんで今さらここ来たん、って思っただけ。
(間)
……見えてるで。ストーリー。
あの子のチェキ、写ってたやん。
(少し低く)
ええやん、別に。
担降りとか、自由やしな。
……でもさ。
「一生推す」って言うてた口で、別の子の名前、
そんな楽しそうに呼べるもんなんやな。
(小さく笑う)
人って、器用やね。
(間)
うち?
うちはな、まだちょっとだけ不器用やわ。
あんたのコール、まだ耳に残ってんねん。
「世界一」って、あんな大声で言うからさ。
……あれ、嘘やった?
(短い沈黙)
なあ。
担降りするん、誰に断ったん?
……って、言うてもしゃーないか。
(優しく)
ほんまはな、怒ってるんちゃうねん。
ちょっと……寂しいだけ。
(息を吐く)
初ワンマンのとき、覚えてる?
最前のとこで、ずっと見てくれてたやん。
あんたの顔見えた瞬間、
「あ、大丈夫や」って思えたんやで。
……それ、ちょっとくらいは覚えてる?
(間)
まあええわ。
メン限のアーカイブ、消してへんから。
たまに見返してさ、
「これオレやったな」って思い出しとき。
……しんどなったらええねん。
(小さく笑う)
(少しトーンを上げる)
でもな、聞いとき。
あんたおらんでも、うち売れたるから。
もっとでかい箱で、
もっとでかい声で、
名前呼ばせる。
……そのときさ。
ちょっとだけでええから、悔しがってな?
(優しく)
なあ、忘れたフリしてもええよ。
うちは、全部覚えてるから。
あんたの声も、笑い方も、
「世界一」って言うてくれた日も。
(囁き声)
……逃げても、消えへんで。
うちの中に、ちゃんと残ってるから。
(少し間)
……ほな、またな。
来たくなったら、いつでも来たらええよ。
(小さく)
……待ってる、とは言わへんけど。
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