散文詩|真面目で何が悪い? (朗読可)
朗読する方へ
普段まじめで、本音を飲み込むことが多い人のための台本です。一人でも、誰かと一緒でも、無理のないペースで声に出してみてください。上手に読む必要はありません。言えなかった気持ちを、少し外に出すための朗読です。また、淡々と読むか、悲しみを出すか、笑いながらか、怒るかで印象がガラリと変わります。表現される際はその面も楽しんでいただければ幸いです。
真面目で何が悪い?
正直、もう無理なんだと思う
でも「無理」と言う前に
理由を探してしまう
まだ大丈夫
他の人はもっと大変だ
空気を乱すくらいなら
僕が飲み込めばいい
うるさい
うるさい
黙れ
正解
配慮
期待
常識
名前のついた正しさが
頭の中でぐるぐる渦巻く
「優しいね」
「真面目だね」
それは、僕の本質じゃない
僕をそこに収めることで
君が安心するためのラベルだ
で、ふと考える
これが僕なのか…
それとも便利で、お利口で
壊れてもいい何かなのか
そして
余計なことを言う
場を整える一言
場を荒らさない補足
優しさのつもりの言葉
言った瞬間から後悔がはじまる
また期待を増やした
また安心させた
また消耗した
うるさい
黙れ
黙れ
押し込まれた枠の中で
問いかけだけが増えていく
僕とは何か
価値とは何か
吐き出そう
理解されなくていい
ただ、
僕を定義しないでほしい
最後に言っておく
ありがとう
迷惑をかけて
心配させて
それでも受け止めてくれた
本当は褒め言葉だとわかってる
君に感謝してる
ああ、
また余計なことを考えた…
頭の中がずっとうるさい
もう、限界なんだ
……真面目で、何が悪い?
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