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詩|雪に淀らむ (朗読可)


雪に淀らむ(ゆきによどらむ) 



それは

透き通ることを

拒んでいるように

足跡さえ
輪郭を失い


重さだけが

沈殿していき

やがて
鈍色の静寂に
肺を浸す

空と地に
境界はなく



肩の上の
名残りを忘れ


じんわり
布に滲むと

透明になった白が

濁りはじめる

さよならを

言い損ねたものたちが



雪に淀らむ



この雪の下で
腐ることもできずに

溜まっている





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