今日(2026年8月14日)の世界のおもしろニュース

■ 「宇宙でいちばん丸い星」見つかる?科学者が思わず二度見した完璧すぎる恒星
宇宙の星って、教科書ではきれいな球体で描かれますよね。でも実際には、自転で引き伸ばされたり、表面がボコボコしていたりして、「まあだいたい丸い」くらいが普通です。
ところが今回、ヨーロッパの研究チームが観測した恒星は、その「まあだいたい」のレベルをはるかに超えた“超・完璧な球体”だったそうです。この星は地球からかなり離れた場所にある中年期の恒星で、質量は太陽と同じくらい。しかし自転がとてもゆっくりなため、遠心力で赤道部分がふくらむこともなく、理論上想定される「完全な球」に極端に近い形をしているとのこと。
研究者が高精度の望遠鏡データをもとに形を計算したところ、「これまで観測されたどの自然物よりも“真球”に近い」と判定されたそうです。ちなみに、私たちの太陽もかなり丸いのですが、それでもこの星には負けるレベル。人類が工場で作る高精度の金属球よりも、丸さという点では上回っているといいます。
では、なぜそんなに丸いことが重要なのか。理由の一つは、「星の自転や内部構造、磁場を知る手がかりになる」から。ほんのわずかな“いびつさ”でも、自転速度や内部の流れ方によって変わるため、形を精密に測ることが、星の中身を探る間接的な方法になるのです。
宇宙には「変な形の星」はたくさん見つかってきましたが、「真面目すぎるくらい整った星」がここまで話題になるのはちょっとおもしろいですね。あなたは、“完璧すぎる星”と“ちょっといびつな星”、どちらに親近感がわきますか?
元記事: Astronomers find star that is "most perfectly spherical object known in the universe"

https://www.newscientist.com/article/



■ 「世界最小の恐竜の卵?」と大騒ぎになった化石、じつは○○のフンだった
中国の研究チームが、直径数センチという極端に小さい「恐竜の卵化石」を発見した──と聞くと、ロマンがありますよね。ところが、詳しく調べてみたら、どうやらこれは卵ではなく「フンの化石(コプロライト)」だった、というオチがつきました。
コプロライトとは、昔の動物の排泄物がそのまま岩石になったもの。形や中に含まれる骨片・植物片などを分析すると、「どんなものを食べていたか」「どんな環境で暮らしていたか」がわかる、れっきとした研究対象です。
今回の化石は、表面に卵の殻のような模様があるうえ、大きさも卵っぽかったため、当初は「世界最小クラスの恐竜の卵か?」と騒がれました。しかし、CTスキャン(X線で内部を3D撮影する技術)で中身を見てみると、卵にあるはずの構造が見当たらず、かわりに食べかすと思われる粒々がぎっしり。成分分析でも、卵殻では説明しづらい鉱物の偏りが見つかり、「これはフンだろう」と結論づけられました。
研究者たちは少しがっかりしつつも、「食性(何を食べていたか)を知る貴重な資料」と前向き。実際、このフン化石からは、小型恐竜か爬虫類が小動物を丸飲みしていた可能性が示されたそうです。
ロマンあふれる“世界最小の卵”が、じつは“世界一紛らわしいウンチ”だったという今回の話。あなたは、卵としてロマンを追い続けたい派ですか? それとも、フンとしてリアルを受け止める派でしょうか。
元記事: Tiny 'dinosaur egg' fossil reclassified as coprolite after CT scan



■ 「自撮りで性格診断します」?顔写真からビッグファイブを当てるAIが登場
スマホで自撮りを撮るだけで、「あなたは外向的」「ちょっと神経質」といった性格傾向(ビッグファイブと呼ばれる5つの指標)を推定する──そんなAIモデルを作った、という研究が話題になっています。
ビッグファイブとは、心理学でよく使われる性格理論で、「外向性」「協調性」「誠実性」「情緒安定性(神経症傾向の逆)」「開放性」の5つの尺度で人の特徴を表すもの。今回、研究者たちは数万人規模の顔写真と、本人が自己申告した性格テストの結果をセットにしたデータを学習させ、顔の微妙な特徴と性格スコアの関係をAIに覚えさせました。
結果として、完全に当たるわけではないものの、統計的には「ランダムよりかなりマシ」な精度で性格傾向を当てられるようになったと報告されています。とはいえ、研究者自身も「個人の運命を決めつけられるほどの精度ではないし、倫理的なリスクが大きい」と慎重な姿勢。採用選考や監視社会で悪用される可能性があるため、「技術の存在自体を社会がどう扱うかを議論すべきだ」と強調しています。
顔と性格の関係は、昔から“人相占い”のような形で語られてきましたが、今回はそれをデータと機械学習でやってみた、という感じです。科学と占いの境目がちょっとだけにじんで見えるのが面白くもあり、怖くもありますね。
もし日本の就活で「まずは自撮りをアップしてください。AIがあなたの性格を判定します」と言われたら……あなたは受け入れられますか?
元記事: AI model claims to infer Big Five personality traits from single selfie, raising ethical concerns



■ 「空飛ぶタクシー」第1号は“救急車”だった?ドバイで始まる空の救命実験
「空飛ぶタクシー」と聞くと、観光客が空から移動する未来都市のイメージがありますが、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでは、まず“空飛ぶ救急車”としての活用を本気で検討しているそうです。
今回発表された計画では、電動で飛ぶ小型航空機「eVTOL(イーブイトール)」を使って、交通渋滞の激しい市街地から重症患者を病院へ一気に運ぶ構想が示されました。eVTOLとは、ヘリコプターのように垂直に離着陸できる電動機で、プロペラが複数ついているドローンの大型版のような乗り物です。
ドバイ政府と航空ベンチャー企業は、すでに専用の「スカイポート(空の駅)」を市内数カ所に置く案を出しており、心臓発作など、一分一秒を争うケースでどれだけ救命率が上がるかを検証する計画です。通常の救急車では20〜30分かかる移動を、10分以内に短縮できる可能性があるといいます。
もちろん、騒音や安全性、運行コストなど課題は山積み。ドバイはもともと「世界初」「世界最大」といったプロジェクトが大好きな都市ですが、今回は単なる派手な観光アトラクションではなく、医療インフラとしての真面目な実験という点がユニークです。
日本でも、山間部や島しょ地域でドローン救急が話題になりつつありますが、「都心の上空を救急“タクシー”が飛び交う未来」、あなたはアリだと思いますか?
元記事: Dubai tests eVTOL 'flying ambulance' concept for emergency medical response



■ 「猫とZoom会議」でストレス軽減?仕事中に“猫カメラ”を置いてみた実験
リモートワークでZoom会議が当たり前になった今、「画面の向こうに猫がいると、なぜか和む」という経験をした人も多いかもしれません。そんな“なんとなく癒やされる”現象を、真面目に実験した研究が登場しました。
ヨーロッパのある大学の研究チームは、オフィスワーカー数十人を対象に、1日数回、短時間だけ猫のライブ映像を映す実験を実施。ライブ映像といっても、YouTubeの猫動画ではなく、研究室で飼育している保護猫たちを映した“猫カメラ”を専用サイトで配信したそうです。
結果として、猫カメラを見たグループは、見ていないグループに比べて、仕事終わりのストレス度が有意に低下し、「仕事中にちょっとした“休憩ボタン”があるように感じた」という声が多かったとのこと。メールの返事待ちやオンライン会議の前後など、「手持ちぶさた」な時間に猫を見る人が多く、その後の集中力も少し戻りやすかったと報告されています。
研究者は「ペットを飼っていない人でも、動物との緩いつながりがあるだけでメンタルヘルスにプラスになり得る」とコメント。ただし、「猫が嫌いな人には逆効果の可能性もあるので、導入するなら選択制で」と冷静に付け加えています。
あなたの職場に“公式・猫カメラ”が導入されたら、仕事のやる気は上がりそうですか? それとも、可愛すぎて逆に仕事にならないかもしれませんね。
元記事: Watching live cat cams at work found to reduce stress in office employees, study suggests


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