今日(2026年9月16日)の世界のおもしろニュース
■ イルカの「バブルスさん」、魚にゲロを吐かせてご飯ゲットという新ワザを披露
オーストラリアのグレートバリアリーフで、とんでもなくちゃっかりしたイルカが見つかりました。ニックネームは「バブルス」。このバンドウイルカは、自分で魚を捕まえるのではなく、すでに魚を食べた別の魚にちょっかいを出して、口からエサを吐かせ、そのエサを横取りしてしまうそうです。
研究チームいわく、これは「クリプトパラシティズム(盗み食い)」と呼ばれる戦略。カモメが他の鳥のくちばしから魚を奪う、みたいな現象は知られていましたが、クジラやイルカなどの「クジラ目(セタシアン)」で、ここまで詳しく観察されたのは初めてだとか。
観察が行われたのは、オーストラリア・クイーンズランド州沖のレディ・エリオット島近くの浅いサンゴ礁。2021〜2025年のあいだに、バブルスの盗み食い行動が少なくとも11回、ビデオ付きで記録されました。
バブルスはまず、魚を追い回したり、体当たりしたりしてプレッシャーをかけます。驚いた魚が、胃の中のエサを吐き出して身軽になろうとすると、その瞬間をねらってパクリ。わざわざ狩りをしなくても、高カロリーの食事だけを効率よく手に入れているわけです。
研究者たちは、この行動がバブルスだけの「個性」なのか、ほかのイルカにも広がるのかに注目しています。もし仲間がマネをするようになれば、「盗み食い文化」がイルカ社会に根づく可能性もあるからです。
あなたは、バブルスのしたたかさを「ズルい」と感じますか?それとも「頭いい!」と感心しますか?
元記事: Bubbles the food-stealing dolphin finds shortcut to easy meal
■ Google DeepMind、「どのロボットの体にも乗り移れるAIの脳」を本気で作り始める
イギリスにあるAI研究会社「Google DeepMind(グーグル・ディープマインド)」が、ちょっとSFじみた計画を進めています。目指しているのは、「ロボットの体を選ばずに使い回せるAIの脳」を作ること。人型ロボットでも、車輪ロボットでも、将来的にはドローンでも、同じAIが“乗り換えて”動かせるようにしようという発想です。
この記事で紹介されているのは「Gemini Robotics 2(ジェミニ・ロボティクス2)」と呼ばれるシステム。もともと検索やチャットに使われている大規模AI「Gemini(ジェミニ)」を、ロボット制御に特化させたバージョンだと考えるとイメージしやすいかもしれません。このAIが、米テキサスの企業Apptronik(アプトロニク)が開発する二足歩行ロボット「Apollo 2(アポロ2)」の頭脳として実験されています。
ポイントは、「一つひとつのロボット専用のプログラムを書く」のではなく、共通の“脳”に学習させていくこと。ディープマインドのエンジニアは、子どもの頃に観た『スター・ウォーズ』のドロイドや、アニメ『ジェットソンズ』の家政ロボットみたいに、「ちょっと生意気だけど家の手伝いもしてくれる」存在を夢見ているそうです。
もちろん現段階では、ロボットたちはまだ「どんくさい」動きも多く、現実世界で安全に作業させるには課題だらけ。それでも研究陣は、掃除や荷物運び、危険な現場での作業など、さまざまな場面で共通AIが活躍する未来を見据えています。
もし家の中の家電やロボットが、ぜんぶ同じAIの“人格”で動き始めたら…あなたはワクワクしますか?それとも、ちょっと怖いですか?
元記事: Google DeepMind wants to build an AI brain that can jump between robot bodies
■ 自然界には「生分解プラスチック製のエサ」が昔からあった?恐竜時代から続く“食べられるプラ”の正体
プラスチックごみ問題といえば、人間が作った合成樹脂がなかなか分解されず、海や土壌にたまってしまう…という話がよく出てきますよね。でも最新の研究によると、「自然界には、ずっと前から“プラスチックっぽい物質”を分解してエサにしてきた生き物たちがいる」らしいのです。
ここでいう「プラスチックっぽい物質」とは、海藻などが作る硬い多糖類(たとうるい)など。化学的な構造が、人間の作る生分解性プラスチック(時間がたつとバクテリアが分解してくれるタイプ)と似ている部分があり、これを専門に分解して栄養にしている微生物コミュニティが見つかりました。
研究によると、こうした生き物たちは数億年前から存在していた可能性が高いとのこと。つまり、「環境に優しい生分解プラスチック的なもの」と、それを“むしゃむしゃ食べる”仕組みは、恐竜が歩いていた時代からすでに自然界で回っていたわけです。
面白いのは、人間が最近になって「生分解プラスチックを作れば、自然が分解してくれるから安心でしょ」と言い出したのに対し、自然のほうはとっくに似たことをやっていた、という点。ある意味、私たちは「大先輩の技術」をマネしているにすぎないのかもしれません。
もしプラごみの処理にも、こうした“自然の分解職人”たちの力をもっと借りられたら、世界は少し変わるかも。あなたは、地球が先に発明していた「エコなプラスチック循環システム」、どう活かすべきだと思いますか?
元記事: Odd Creatures & Strange & Offbeat News (item: Nature invented biodegradable plastic long before humans did—and animals may have been feeding on it for hundreds of millions of years)
https://www.sciencedaily.com/releases/2026/09/260915101522.htm
■ 「ゴースト祖先」がDNAの中に…人類の遺伝子に潜んでいた“謎のご先祖さま”とは?
人類のルーツをたどる研究は、もはや化石だけでなくDNA解析が主役になりつつあります。そんな中、「私たちのゲノム(全DNA)の中に、正体不明の“ゴースト祖先”がいるかもしれない」という研究結果が報じられました。
研究チームは、現代人やネアンデルタール人など、複数の人類集団のDNAをコンピュータで比較し、「どの集団にも当てはまらない不思議なパターン」を探しました。その結果、一部の遺伝子には、「既知のどの古代人とも一致しないのに、現代人にはしっかり残っている」配列があることが分かったのです。
これを説明するために、研究者たちは「ゴースト祖先(ghost ancestors)」という仮の存在を想定しています。つまり、化石も直接のDNAサンプルもまだ見つかっていないけれど、かつて地球上にいた別系統の人類が、私たちの先祖と交わり、その痕跡だけがDNAの中に残っている――というシナリオです。
もちろん、これはあくまで統計モデルからの推定で、どんな姿をした人たちだったのか、どこに住んでいたのかは、まだまったく分かっていません。それでも、「自分の体の中に、名前も分からないご先祖さまのかけらが眠っているかもしれない」と想像すると、ちょっとゾクッとしませんか。
あなたのDNAにも、まだどこにも展示されていない“未発見の祖先”の物語が刻まれているとしたら、その正体をいつか知ってみたいと思いますか?
元記事: Scientists Found Two Mysterious ‘ghost’ Ancestors Hiding in Our DNA
https://www.sciencedaily.com/releases/2026/09/260915083456.htm
■ 「子どもと犬の仲良し度」が、10代の“ぼっちストレス”をやわらげていた?
思春期の頃、クラスメイトとの人間関係で胃がキリキリ…という経験をした人は多いと思います。アメリカの研究チームが、そんな「友だちストレス」との付き合い方に、意外にも“イヌ”が関わっているかもしれないという結果を報告しました。
研究対象になったのは、社会不安(人前で緊張しやすい、同級生とのやりとりが怖いなど)を抱える10代の若者たち。その子たちが自分の飼い犬とどんな関係を築いているのかをアンケートや観察で調べ、ストレスの受け止め方や気持ちの立て直し方との関係を分析しました。
すると、「犬との信頼関係が深い」「一緒にいて安心できる」と感じているティーンほど、友人トラブルがあっても過度に自分を責めず、問題を整理したり、誰かに相談したりといった“健全なコーピング(対処行動)”を取りやすい傾向が見られたそうです。
もちろん、犬さえいればすべて解決、という単純な話ではありません。犬の性格や飼い主との相性、家族環境など、いろいろな要素が絡み合っています。それでも研究者たちは、「ペットとの関係が、10代のメンタルヘルスを支える一つの土台になりうる」と指摘しています。
学校ではちょっとしんどくても、家に帰って犬の顔を見たらホッとする――そんな経験、あなたにもありませんか?もし今、つらい思春期を過ごしている子がいたら、どんな“相棒”がそばにいたら心が軽くなりそうだと思いますか?
元記事: Can Dogs Help Teens Cope With Peer Stress?
