今日(2026年8月26日)の世界のおもしろニュース

■ えっ、これペットボトルから?「飲み終わったボトルクッキー」を本気で作る科学者たち
「このクッキー、もとはペットボトルでした」――と言われたら、食べる勇気ありますか?
アメリカ化学会(ACS)の学会で、研究チームがかなり攻めた新技術を発表しました。なんと、飲み終わったペットボトルなどのプラスチックと農業廃棄物を、酵母(イースト)に食べさせて、タンパク質たっぷりの“クッキーの材料”に変えてしまうというものです。
ポイントは「プラスチックそのものを食べる」のではなく、あくまで微生物が分解・変換した“別物”の成分を使うところ。研究者たちは、遺伝子をいじった酵母に「プラスチックを分解して、アミノ酸や香り成分を作る」ようプログラムし、それを粉末状のタンパク質やフレーバーとして回収します。例えるなら、牛が草を食べて肉になるのと同じで、「草=プラスチック」「牛=酵母」というイメージです。
この方法には、いくつか面白い可能性があります。
- リサイクルしづらいプラごみを“食料”にアップサイクルできる
- 災害時や離島・宇宙船など、物資が限られた場所で現地調達のたんぱく源にできる
- 味や香りの分子も狙って作れるので、「チョコ風」「バニラ風」などカスタムおやつも夢ではない
もちろん、すぐにコンビニに「ペットボトルクッキー」が並ぶわけではありません。安全性評価や、消費者の心理的ハードル、コストの問題など、越えるべき壁は山ほどあります。それでも、これまで「ただのゴミ」だったものが、将来は非常食や宇宙食になるかもしれないと思うと、ちょっとワクワクしませんか?
あなたは、もし安全性が十分に確認されたら、「元ペットボトルのクッキー」一度くらい試してみたいですか?
元記事: This cookie started its life as a plastic bottle



■ “ぎこちないブレイキン”で世界中から炎上…あのレイガンが、2年越しに語った本音
2024年パリ五輪で「ブレイキン(ブレイクダンス)」が初めて正式競技になったとき、日本でも話題になりましたよね。そのとき世界中のSNSで“別の意味”でバズってしまった選手を覚えていますか? オーストラリア代表のレイチェル・ガン、通称Raygun(レイガン)です。
彼女の演技は、いわゆるストリート系のキレキレダンスとはかなり違って、コミカルで独特な動きが多く、「なにこれ?」「体育のダンスみたい」と世界中でネタ扱いされてしまいました。日本のX(旧Twitter)やTikTokでも、切り抜き動画が出回っていたので、見たことがある人もいるかもしれません。
あれから2年。レイガンは最近のインタビューで、「あの経験は本当にシュールだった」「でも、今は“全部自分の物語の一部だ”と受け入れられるようになった」と語っています。ここに至るまでには、かなりのカウンセリングやセラピー(心理療法)の助けがあったそうです。心ないコメントの嵐の中で、日常生活にも支障が出るほど落ち込んだ時期もあったとか。
そんな彼女の物語を追ったドキュメンタリー『Untold Raygun: Breaking Badly』が、9月からNetflixで配信される予定。タイトルからして自虐的ですが、炎上の裏で何が起きていたのか、SNSの「ネタ化」の影で一人の人間がどう向き合ってきたのかが描かれるようです。
五輪という“世界最大の舞台”で脚光を浴びることは、多くのアスリートの夢ですが、同時に世界最大の「晒し場」にもなり得る時代。私たちが何気なく押す「いいね」や「笑った」の一つ一つが、どこかの誰かの心に刺さっているのかもしれません。
あなたは、あのときのレイガンの演技動画を見たことがありますか? そのとき、どんな気持ちで画面を見ていたでしょう。
元記事: After lots of therapy, Raygun is ready to talk



■ アメリカで「Windows XP発売25周年」を祝う記事がバズる理由
ITに詳しくない人でも、「Windows XP」という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。青い草原に青空の壁紙が有名な、あのパソコン用OSです。
イギリスのIT系ニュースサイトが、このXPについて「発売から25年」という記事を掲載し、ちょっとした話題になっています。テーマは、最新テクノロジーの話……ではなく、「まだXPを使っている組織が世界中にゴロゴロある」という現実。
XPは2001年ごろに登場したOSで、マイクロソフト公式のサポートはすでに終了しています。本来ならセキュリティの面からも、とっくに引退しているはず。しかし記事によると、一部の官公庁、銀行、歯科医院など、業務用の古いシステムが「XP専用」で作られてしまっており、入れ替えが難しいケースがあるそうです。新しいOSに対応させるには、ソフトの作り直しや機器の総入れ替えが必要になり、莫大なコストと手間がかかるため、ずるずると使い続けられているとのこと。
こうした“レガシーシステム問題”は、日本でも似たような状況がありますよね。役所の業務システムや病院の機械など、「動いているから触りたくない」という理由で古いまま……という話は珍しくありません。
記事は、XPの25周年をネタにしつつ、「テクノロジーは日々進化しているのに、人間側の事情で古い仕組みが残り続ける」という、なんとも現代らしい矛盾を皮肉たっぷりに描いています。
あなたの身の回りにも、「え、まだこれ現役なの?」と思うような古い機械やソフト、ありませんか?
元記事: Windows XP was released to manufacturing a quarter of a century ago

https://www.theregister.com/2026/08/25/windows_xp_25_years/



■ 未来のおやつは“3Dプリンタで出てくる”プラごみクッキー? イギリス発の大胆アイデア
イギリスの新聞『ガーディアン』に、「3Dプリンタで作る“プラスチック由来クッキー”」という、思わず二度見してしまう見出しの記事が出ていました。
内容は、ペットボトルなどの使い捨てプラスチックを、微生物と化学の力で分解し、その成分から食べられるタンパク質や香り成分を作り、それを3Dプリンタ型の調理機でクッキーにするという研究の紹介です。元になっているのは、アメリカ化学会で発表された研究成果で、「ゴミをおやつに変える」というコンセプトがとにかくキャッチー。
記事では、「見た目はふつうのクッキーだけど、材料の一部は元プラごみ」「将来は宇宙船や南極基地など、食料の補給が難しい場所で活躍するかも」と、SFっぽい未来像も語られています。3Dプリンタ調理機というのは、ノズルから生地を少しずつ絞り出して積み重ねていく、いわば“デジタル絞り出しクッキー機”のようなもの。形や模様を細かく制御できるので、「宇宙飛行士の似顔絵クッキー」なんて遊びもできそうです。
もちろん、読者の多くが一番気にしているのは「安全なの?」「本当においしいの?」という点。研究者たちもそこは十分承知していて、実際に人に食べてもらいながら味や食感を改良している最中だそうです。
とはいえ、「ゴミ箱行きだったプラスチックが、未来では“スイーツ候補”になるかもしれない」という発想は、環境問題と食料問題を同時に考えさせてくれる、なかなか挑戦的なアイデアですよね。
もし自宅に“なんでもクッキーにする3Dプリンタ”があったら、あなたは何を材料にしてみたいですか?
元記事: Hard to swallow? The future of snacking may be 3D-printed cookies made from upcycled plastic

https://www.theguardian.com/science/2026/aug/24/hard-to-swallow-the-future-of-snacking-may-be-3d-printed-cookies-made-from-upcycled-plastic



■ あなたの家にもまだいるかも? 「レーザーで蚊を撃ち落とす装置」が1台1000ドルで登場
イギリスのIT系ニュースサイトに、ちょっとSFじみたガジェットが取り上げられていました。その名も、レーザー蚊撃退装置。価格は1台あたりおよそ1000ドル(約15万円)で、クラウドファンディングで約280万ドルも集めたというから驚きです。
仕組みはかなり本格派。カメラとセンサーで飛んでいる小さな虫を検知し、AIが「これは蚊か?それとも別の虫か?」を判定。蚊だと判断されると、狙いを定めてレーザーを照射し、空中で仕留めてしまうというものです。まさにリアル「スターウォーズ」状態ですが、出力を蚊にだけ効くレベルに抑えているため、人間やペットに当たっても安全だと説明されています。
ただし、記事のトーンは少し辛口。クラウドファンディングで大金を集めたにもかかわらず、出荷の遅れやコミュニケーション不足が目立ち、支援者たちの間では「本当に届くのか?」「性能は大丈夫?」と不安の声も上がっているそうです。
とはいえ、夏の夜にベッドの周りを「プーン」と飛び回る蚊に眠りを妨げられた経験がある人なら、一度は「これ、部屋に置きたい!」と思ってしまうのではないでしょうか。特にマラリアなど蚊が媒介する病気が深刻な地域では、もし本当にうまく動けば、医療面でも大きな意味を持つかもしれません。
網戸、蚊取り線香、虫よけスプレーに続く次の一手が「レーザー砲」だなんて、ちょっと未来が来すぎた感もありますが……。
あなたは、15万円で“蚊をレーザーで撃ち落とすマシン”、欲しいと思いますか?
元記事: $1K laser mosquito zapper promises precision strikes as backers itch for answers

https://www.theregister.com/2026/08/17/laser_mosquito_zapper/


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