「夢の話」を書きがち

私、夢を題材にした話を書きがちなんですよ。

理由は簡単。何を書いても許されるから。
主人公が生きる世界がファンタジーじゃなくても、夢の中なら何をしても許されるんですよ。とても書きやすい。突飛なことでも、普通ならば矛盾だと指摘されることでも、「夢だから」で許される。

それにプロットが書きやすい。主人公が非日常を過ごして日常に戻る、という流れが作りやすい。普通ならば非日常に行ってしまった、日常に戻った、この二つに理由付けが必要になります。ですが夢ならどうでしょう。あら簡単。眠りについて、目覚めたから。それだけです。本当に簡単。

私は話を作るのが得意ではありません。メモには似た内容のものがたくさんある。きっと私の書く話はどれも似ているでしょう。それに、そのほとんどが夢に逃げています。きっと物語を作る力を身につけた方なら、私ほど夢に逃げて話は書かないと思います。

また、夢は思考の写し鏡だと思っています。夢の持ち主の思考をそのまま写したものが夢。だって、風邪をひいていて弱っている時は悪夢を見てうなされます。弱った思考がそのまま写されている。

主人公の思考を表すのにぴったりなんですね。暗い夢を描けば、夢の持ち主の感情が暗い方に沈んでいるのがわかる。明るい夢を描けば、夢の持ち主の感情が明るく温かいのがわかる。

感情を書くのにちょうどいい。思考を表すのにちょうどいい。これは、主人公の思考を可視化するのにも役立ちます。思考は、どうしても抽象的になってしまうもので、読んでくださる方、作者である私ですらわからなくなることがあります。夢、という視覚的に具体的なものにして仕舞えば、思考が可視化される。整理しやすくなる。
主人公自身が気づいていない思考まで描けてしまう。

夢ってとても便利でしょう。私は趣味で話を書いている程度ですが、本当に夢には助けられています。駄作ばかり書いている私の話なので、とても主観的ですが、夢はおすすめですよ。

読んでくださりありがとうございました!
十色

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