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Todoist・Trelloの月額をやめて、買い切りOSS「Vikunja」に移した——翻訳91%を実測し、残り135キーを全訳して本家に返した話

「タスク管理ツールの月額、人が増えるたびに上がっていく」。名古屋で経営者の方と話すと、よく出てくる話です。1人あたり月1,000〜2,000円のサービスを10人で使えば年20万円前後。15人になれば30万円。しかも解約すれば過去のタスク履歴ごと消えます。


私はAIシステム開発の会社(株式会社エクスブリッジ)を名古屋でやっています。この「月額のタスク管理を、自社サーバーの買い切りに移せないか」という相談に対して、私たちはオープンソース(OSS)の「Vikunja(ヴィクーニャ)」を日本語で使えるようにして導入する、という形で応えています。今回はこの1本にしぼって、何ができて、私たちが何をしたのかを書きます。


■ Vikunjaとは:Todoist・Trelloの代わりになる、自社に置けるタスク管理


Vikunjaは、世界中で使われているタスク管理ソフトです。GitHubのスターは約5,250。公式が「本当に自分のものになるタスク管理」と掲げているとおり、いちばんの特徴は「データを自分のサーバーに置ける」ことです。人数課金はありません。何人で使っても、サーバー1台のコストだけです。


【4つの見せ方を切り替えられる】

同じプロジェクトを、リスト・カンバン・ガントチャート・表の4つで見られます。営業の人はカンバンで案件の状態を動かし、管理者はガントで締め切りの重なりを見る、といった使い分けができます。


【タスクに付けられる情報】

・期限、優先度(至急〜低の5段階)、担当者の割り当て

・ラベル、添付ファイル、タスク同士の関連付け、繰り返し

・「今週期限の未完了タスク」のような条件を保存して、疑似プロジェクトとして左メニューに置ける


【引っ越しとスマホ連携】

・Todoist・Trello・Microsoft To-Do から取り込める

・CalDAVでスマホの標準カレンダーと同期できる(iPhoneのリマインダーに出せます)


■ 私たちがやったこと:立てて、測って、翻訳を本家に返す


「日本語対応あり」と書いてあっても、どこまで訳されているかは使ってみないと分かりません。私たちは実際に自社サーバーに立てて、隅々まで確かめました。


(1)まず動かす。docker一式で立てて、起動から画面が出るまで12秒でした。最小構成ならデータベースサーバーも要りません。人が増えたらPostgreSQLに切り替えられます。


(2)日本語を数字で測る。画面の言葉ファイルを直接数えたところ、全部で1,364個のうち日本語は1,246個。翻訳率91%でした。あと少し、という状態です。残った9%、135個の言葉が英語のまま画面の要所に残っていました。


(3)足りない分を訳して本家に返す。その135個を全部日本語に訳し、「{件数}」のような差し込み部分が原文とずれていないかをプログラムで検証してから、本家の翻訳サイトに送りました。取り込まれれば、これから使う人全員の画面が日本語になります。すぐ使いたい会社のために、翻訳データも公開しています。


これで、私たちの「日本語が無い・足りないOSSを訳して本家に返す」取り組みは、CRMのKrayin(本家に取り込み済み)、ヘルプデスクのZammad(日本語100%)に続く3本目になりました。訳して終わりではなく、本家に返すので、世界中の日本語ユーザーにも役立ちます。


■ 会社で使うときに、最初に決めておくと楽なこと


ツールを入れるだけでは業務は回りません。私たちが導入するときに必ず決めているのが、次の3つです。


(1)プロジェクトの切り方。Vikunjaのプロジェクトは入れ子にできますが、「部署→案件」の2階層までにします。深くすると保存フィルタが使いにくくなります。


(2)会社共通の「見え方」を配る。「今日やる自分のタスク」「今週の部署のタスク」「期限切れ」の3つを管理者が作って全員に配ると、朝の10分の棚卸しが定着します。


(3)バックアップは2つだけ。データベースのファイルと添付フォルダ。この2つを毎日コピーすれば復旧できます。


■ タスク管理に限りません


この「バイブコーディング(AIと対話しながら作る開発)でOSSを自社向けに仕上げる」やり方は、タスク管理だけの話ではありません。社内Wiki、予約、請求、顧客管理、問い合わせ管理、勤怠——月額で使っている多くの業務ソフトに、自社サーバーの買い切りという選択肢があります。取り扱っているOSSと、日本語導入・カスタマイズの一覧はこちらです。


バイブコーディングによるOSS導入・カスタマイズ:

https://kurage.exbridge.jp/vibe-oss.html?ref=note12


■ 「うちの場合は?」を、まず小さく試せます


いきなり全部を切り替えるのは不安だと思います。「うちの業務にVikunjaは合うのか」「今のTodoistから何日で移せるのか」を、まず動くもので確かめてから決めたい。そのための「AI導入お試し実験」を用意しています。実際に自社のデータで試してから判断できます。


AI導入お試し・システム開発のご相談:

https://exbridge.jp/nagoya-system-development.html?ref=note12


月額は手軽ですが、人数と年数で積み上がります。買い切りは最初のひと手間さえ越えれば、その後がずっと軽くなります。そのひと手間を、私たちが引き受けます。

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