Kの徒然なるままに闘病日誌23 ~目から鱗37枚の巻~

「画像を小さくする」新たな技を発見した

最近、一番腹抱えて笑ったこと。

私 「◯◯が食べたいなぁ・・・。」
同居女性(つまり妻)
 「それはあんまり体にいいとは・・・」
娘(高校生)
 「もうさ、この先、長くないんだから
  好きなもの食べさせてあげれば
  いいじゃん」
私 「がっはははは!」

 もう、呆れる通り越してドリフ大爆笑。
 我が娘ながら、超現実的というか、
 ポジティブにも程があるというか。

でも、実際その通りなんだよね。
  こーゆー立場になると、
  幸せを感じる時ってのは、
  家族でにこやかに笑ってる時か、
  美味しいもの食べてる時しか
  ないんだよね。

自然と笑顔になるよね。会話も弾む。

人は美味しいものを食べている時は、
自然と笑顔になって心穏やかになるもの。
そーゆー幸せを毎日かみしめたいな。

因みに、手術後に40kgも激やせした姿を見て、
「高校卒業まではがんばりたいなぁ」
「20歳の姿は見られないかなぁ」って言ったら、
「もっと早く死んじゃうかと思った」そうだ。

Ω\ζ°) チーン

< 「余命」って? >
で、前回、腹水の余命の話が出たが、
主治医に聞いても、ハッキリとは言わない。
   そりゃそーだ。
まだ元気(に見える)患者に
「あと◯ヶ月です」なんて言わないわな。
また、医者としてある程度の確証が
得られるまでは、憶測で軽々しく
言えないのは当たり前。
 普通、余命ってのは、
 抗がん剤が効かなくなったりして、
 もう手立てがない段階で
 「あと◯ヶ月です」って言うもの。
  よくある「余命◯ヶ月からの生還!」
  なんてのは、「何もしなければ◯ヶ月
  だけど、適切な治療をすれば寛解
  する」の略(略しすぎだろ)だ。

と言うわけで、私の場合は、腹水による
「腹膜播種」によってがん細胞がお腹の中
にばら撒かれてるのはほぼ確実だが、
まだ小さくCTに映らないので、
余命なんちゃらのレベルではない。
  今度CTを撮るので、次回のnoteで
  お知らせできるかと。

CTで映るくらいに大きくなってたら、
もう遅いんだけどね。

<針が!針がぁ!>
それよりも切実なのは、腹水を減らす
ための利尿剤の副作用で血圧が下がり、
上が100切ってしまった。
  そのため、立ちくらみがひどく、
  しゃがんで立つと倒れそうになる。
また、血圧が低いと、採血や抗がん剤の
点滴の針が入りづらいらしい。

上95くらいで、下60くらいだったかな

抗がん剤の点滴といえば、
副作用も憂鬱だが、採血や点滴を
すること自体も憂鬱だ。
まず、ただでさえ元から血管が細くて
刺しづらいのに、これまで針を打ちすぎた
ため血管が硬くなり、針を打っても
「血管が逃げて」しまう。

「留置針」こーゆーのを使う

結果、
  ①針を刺したままグリグリと血管を
   探られる
  ②看護師によってはうまく血管に
   刺せずに、何ヶ所も刺しまくる
   (平均2回、最高4回)
  ③看護師によっては「私には
   できません」と泣き言をいわれ、
   最高4人の看護師が入れ替わり
   立ち替わりブスッ
と刺す。
  ④結局、腕に刺すことができず、
   手首や手の甲に刺される
   (最近はずっとコレ)

なんとかかんとか刺さっても、
次は「血管痛」が私を襲う。
  約二時間半の点滴のうち、
  抗がん剤を入れてるのは
  実質一時間くらいかな?
痛いのよ。点滴してるところが。
うめく程ではないが、
眉間に皺寄せて我慢する程度。
もちろん我慢できない痛みではないが、
 2週に一度のこの日が憂鬱で憂鬱で
  憂鬱でゆううつでユーウツでもう、
   マジで憂鬱で・・・。
でも、もっと強い副作用に
耐えている人がいるんだ。
この程度で泣き言を言っては
笑われる・・・。

<一筋の光が・・・>
そんな時、
  「針刺しづらい問題」
  「血管痛つらい問題」
の両方を軽減する方法があるよ、

というネタがタレ込まれた。
   なに?
    マヂか?
  そんな夢のような方法が!

 というわけで、
 俺はコレについて深掘りするために、
 イギリスはロンドンの
 ベーカー街221Bへと向か・・・、
 おっと、これはあいつの住所だった。

というわけで、
俺はコレについて深掘りするために、
主治医の元へ向かったのであった。

「あいつ」

< 招待されました (*'▽') >

禁断の「女子会」

先日、ある「女子会」にご招待いただき、
        ランチをしてきた。
十数年ぶりに会った先生もいて、
とても懐かしく、楽しいひと時を
       過ごすことができた。
長期間休職していると、
自分が教員だとゆーことを忘れがちなので、
こーゆー会合に誘ってくれるのは
         とてもありがたし。

 誰でもいいから、ランチでも茶話会でも
 飲み会でも、誘ってほしいな。
 他の人とおしゃべりをして過ごす時間
 に飢えているのです。

ところで、前回「実物教材の紹介は次回で」
と書きましたが、思うところあって
書きたいことがあるので、
実物教材については、次回に延期します。
ズビバセン。

< 「メメント・モリ」って??? >

「メメント・モリ」とは?

さて
   『メメント・モリ』
という言葉を知っていますか?
有名な言葉であり、古代ローマの時代から
芸術のモチーフとして用いられてきたので、
知っている方も多いと思う。
この言葉はラテン語で、
  「自分がいつか死ぬことを忘れるな」
という意味。
しかし,悲観的な言葉ではなく、
  「人は必ず死ぬのだから、
   限りある今の人生を大切に生きよう」
という意味が込められている。

「カルぺ・ディエム」と刻まれた日時計

では、その「メメント・モリ」の
対句的な意味合いで用いられることが多い
    『カルぺ・ディエム』
という言葉は、
聞いたことがないという方も多いのでわ?
古代ローマの詩人が用いた言葉で、
   「今日の花を摘め」
という意味。
  「今できることは今やる」
  「一日一日を精一杯生きろ」
という意味が込められている。

この「メメント・モリ」
  「カルぺ・ディエム」
二つの言葉は相性がよく、
セットで使われることも多く、
  「死を忘れるな。
   だからこそ、今日を生きろ。」

というメッセージを送ってくれる。

非常にポジティブで前向きな言葉なので、
本来ならば私の性格に
 ピッタリ しっくり ガッチリ ばっちり
 ドッキリ まったり おっとり にっこり
 とっとり しゃっくり うっちゃり
・・・すいません、調子に乗りすぎました。

  なのだが、とっとりすぎて
  逆に不安になってしもた。

「不安」

<自分は「メメント・モリ」して、
  「カルペ・ディエム」してるのか?>

俺は、今日を精一杯生きているんだろうか?
 毎日、惰性で生きているのでは?
  大したことをしていないのでは?
メルカリなどでコレクションを売って、
お金を得るってことは、まだお金に執着
があるのでは?
 そもそも、これは売る、
  これは売らないとか選別
   してる時点で、モノへの執着を
    捨てきれてないのでは?
先日も新しいプラモデル買ってるし。
それは一日一日を精一杯生きてること?
限られた日々を精一杯生きてる?
  全然達観してないやんか。
  葛藤や焦り、死への不安や困惑、
  物やお金への執着、世の中への未練、

ちっとも「メメント・モリ」じゃないし、
「カルぺ・ディエム」から程遠いやんか。

そんなふうに日々悶々としてた時に
出会ったのがこの曲。

 「僕もいつの日か全部
  置いて逝かなきゃならないけど、
   今日までの幸せ数えたら、
    なんてこと無いのです」

 「生まれた意味に喜べるから、
   なんてこと無いのです」

 「自分の最後は、なんてこと無いのです」

  スコーンときた。
  ガビーンときた。
  ドバーンときた。
  ちゅどーんときた。
胸にストンと腑が落ちた。
  「死ぬことなんてなんてことない」
なんでこんな詩が書けるんだろう。

そうか、いいのか。
 怖いことも辛いことも悩むことも、
 なんてことないから、
 安心して死んでいこう。
今まで、楽しかったこと嬉しかったこと
幸せだったことがいっぱいあったじゃないか。
 それと死を天秤にかけたら、
 死ぬことなんてなんてことないじゃん。
 どうせみんな死ぬんだし。
 死、恐るるに足りずだぜ。
ああ、俺はこのままでいいんだ。

って歌ってる。
死や死を前にした人に
  「なんてことないから、
   安心して死んでいいよ
    だって今まで幸せなこと
     いっぱいあったじゃん」

と、なんて素敵で肯定的な言葉を
     かけてくれるんだろう。
こんなことなんて
フツー、絶対誰も言わないよね。
ホント、目から鱗が37枚くらい
    ボロボロ剥がれ落ちたよ。

  俺の告別式に流すムービーの
  BGMが決まった。
  さて、ムービーを作り始めようか。

大森元貴 ( Mrs. GREEN APPLE )
「メメント・モリ」


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