「浮草」
「この人誰や思てんのや。お父さんやで。ホンマのお父さんやで」
「そうか…やっぱり。そんなことやないかと思っとったんや。…親父みたいなもんはいらん。今更そんなもん欲しゅうない。そんなもんいらんのや」
「お前にだけはしっかり勉強してもろて立派な人になって欲しかったんや」
「おじさん、なんで今頃になって出て来たんや。お母さん、何で今頃になってそんなこと言うんや。そんな勝手な親ってあるか。俺はこんな親いらんのや。出て行って欲しいわ。出て行ってくれ!」
「あいつの言うのも最もだ。勝手な時にこれが父親でござい言うたところで通用せんのが当たり前や。わいは旅に出るわ。何もかんももう一回出直しや。このまま今までのおじさんで別れた方がええ。今度こそは父親言うても何の不足もない立派な役者になって帰って来るわ」
by小津安二郎監督「浮草」(1959年)
それにしても、若尾文子、京マチ子の魅力ったら。文子さん、川口浩と4回も接吻しよる。「あかん、あかんのや。ウチなんか相手にしたらあかんのや」って言いつつ、接吻されると背中に手を回しよる。ったくぅ。杉村春子は2号さん似合わないよー。









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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。