「平家物語」
長かったけど、とりあえず読了。
鎌倉時代の平家を中心とした軍記ものだから、勝利から滅亡まで、斬られたり腹を切ったり斬首されたり入水したりで、バタバタ死ぬけど、作者不詳だし、文章は硬いし、なんか寄せ集めみたいで理解しずらかったなぁ。
俺には、まだ光源氏の女遍歴を中心に綴った「源氏物語」の方が合ってるね。
天皇をも動かす程に、全盛を極めていた、平清盛をトップとする平家の一門だが、子孫の代になって、比叡山と対立し、陰謀や暗殺、仲間割れが起こったりして、その後、富士川の戦い、六条河原の合戦、壇ノ浦の戦いなど源平合戦が続いて、源頼朝を中心とした武士との戦に敗れていき、ついに一門の、最後の平家の生き残り、平維盛の息子まで死んで滅んでしまう…までの流れを書いた大長編だ。
この平家の栄枯盛衰を、「この世のもの全ては移り変わるもので、生まれては消えることを繰り返しており、永遠に変わらないものなどない、つまりは、人の一生は、はかなく虚しい」という、仏教の“諸行無常”をベースに描いている。
確かに、登場人物は、常に動いており、同じところにとどまっていることはない。戦もあって常に死と隣り合わせの状況の中で、事件はたくさん勃発するものの、平家が源氏がと話題になるのは一時期のもの、すぐに他の人が他の人に取って代わるという、虚しさと哀れさ、悲壮感を表すのは、やはり日本古代の戦記ものだからだろう。
「この世は六道の苦しみを見ているようだ」
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。 たけき者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ…」。
大昔、古典の授業で覚えさせられた一節、ベンベンベンベン、琵琶法師が弾きながら語ったんだね。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。