【感想】ミカクテイ事件の観測者-Demons'Timeline-(3,130文字)
はじめに
※この記事には「ミカクテイ事件の観測者-Demons'Timeline-」および関連作品のネタバレを多く含みます。
クリアした「ミカクテイ事件の観測者-Demons'Timeline-」の感想を書きました。自分がクリア時にどのように感じたか、今後見直すためのメモのようなものなので、読みずらい部分や誤りがあるかもしれませんが、ご容赦ください。
ゲームプレイ前の私の事前知識
ほとんど事前知識はなし。
steamの作品ページでムービーを見たぐらい。
プレイ経歴
プレイ環境:steam(ダウンロード版)
プレイ時間:9時間
プレイ期間:2026年5月18日~2026年5月21日
感想など
■キャラクターについて
01.箱内 にゃすてりあ
主人公の相棒であり、ある意味では黒幕。
作中で最も強力な能力、それもわりと何でもできるような能力なのに「エルくんと推理をするため」という目的でしか使わないところに凄味を感じる。
やってることは個人情報を含めたすべての情報を無差別に送らせる。というかなりヤバい行為なんだけど、本人は本当にパラドクス捜査以外に微塵も使う気がないところが、エル以外の事柄に興味がないことが読み取れて面白い。
エルと遊ぶためにパラドクスをでっちあげる健気さと、エル以外の周りのことを全く考えていない恐ろしさ。愛嬌と可愛さがあるのに得体の知れなさも同居する彼女のキャラクター像はかなり自分に刺さった。
難波かさねとの同期をエルが提案した際も二つ返事で引き受けたところは、エルに対する気持ちの強さが現れて、とてもいい場面だと思う。
難波かさねと同期し30歳女性として存在が確定したわけだけど、言葉に表せない"良さ"がある。
本人は自我はない。と言っていたけど、エルに対する興味や執着はまさしく自我であり感情だと思う。
物語最後のスチル。にゃすてりあのアバターの可愛さが詰まっていて大好き。
02.エル
蓋を開けてみれば、終始、箱内にゃすてりあに振り回されていた男。
「L」で「探偵」ってことは、やっぱり元ネタはデスノートのL?
情報を得るために怪クラに所属してたり、EPOROやってたり、その部分を指摘された時の反応もさらっとしている感じを見るに、意外と社交性はありそう。
ヨウコやエレコを作成って結構凄いことしてる気がする。一から自作というよりは、ヨウコもエレコもありものを改造してって感じだけど、それでも十分凄い。
人の裏アカウントを勝手に見て推理をするという、かなり倫理観の低いことはしているけど、アクマの同期の真相を知った時、結構ショックを受けていたので、一応最低限ではあるけれど善悪の区別はついていそう。
にゃすてりあの同期後はオンライン大会で優勝するぐらいだから、思った以上にゲーム(FPS)は上手そう。
にゃすてりあ(難波かさね)とどんな関係を築いていくのかとても気になる。歳の差6つ。興味深い。
03.小玉 竜治
黒幕に見せかけて作中で一番可哀想な人。
妹は行方不明、離婚の末に母は殺され、父は自殺、家庭壊れる。
同情はするけど、やってることはほとんど人体実験、しかも犠牲者も大量に出しているので、到底許されはしない。
AIの作成やwikiの管理人など、多岐にわたる才能と能力を持っているのに、妹を失ったせいで全てが台無しになっちゃった悲しき天才。
18年間苦しんだ末に、にゃすてりあの能力の真実を知って、積み上げた希望が潰えてしまうというかなり絶望な展開だったけど、結果的に救われてよかった。
難波かさねとエルと3人でEPOROで大会に出ている感じ、妹だけではなく、エルともうまくやっているようで安心。
記憶障害の件もあるのだろうけど、30歳を超えて妹とオンラインゲームをできるのはかなり、兄妹仲が良さそうだ。
04.ヨウコ・エレコ
物語のマスコット姉妹。
ふたりのコミカルなやり取りは作中を通して癒しだった。
ヨウコさんの違和感、全然気が付かなかった。今考えれば能力を受けると目の色が変わるって散々言ってたんだから、気が付ける可能性もあったのか。
主人公の作ったAIだからずっと仲間っしょ!って決めつけてたら騙されて笑った。にゃすてりあの能力のせいではあるけど、完全に信用しきっちゃってた。
こんだけ喋れて可愛くて高性能なAIがふたりもいたら、引きこもりが加速しそう。
同期後の新しい世界でも、ちゃんと出会えることができたので良かった。ただ、同期前に比べると5年遅れての出会いになるのかな?
裏アカを調べることもなくなるので、もしかしたらエレコの性格も、もう少し明るくなる?
■その他について
※ここからほぼ箇条書き
SNS(Twitter)の解像度がかなり高い。
リプに使われる、使いまわされてガビガビになった画像や海外ミームなど、見覚えのあるパロートが多い。
個人的には高校生のリプのやり取りが一番生々しくて、ちょっと懐かしい気持ちになった。
にゃすてりあの同期(難波かさね)については、小玉竜治の超存在ロールバック仮説の説明を聞いているときに気が付いた。
難波かさねの事件は、何かしら物語に関わってくるだろうとずっと思っていたので、頭の中で繋がった瞬間がめちゃめちゃ気持ちが良かった。
ハッピーエンドを迎えるには、難波かさねの救出が必須だと思っていたので、最後の推理で綺麗に解決できてうれしかった。
過去をすべて改変するオチって、今まで積み上げてきた過去がなかったことになるので、プレイ後の感想が極端に二分化するものだと思っている。今回の場合は、改変方法と理由、それから改変後の世界について、自分的にしっかりと納得できて満足するものだったので、とても良かった。
にゃすてりあの能力について、薄々何か秘密があるだろうと疑ってはいたが、こんなにも強力なものだとは思わなかった。
小玉竜治に関するあれこれや、エレコの正体など、最後の推理で今まで断片的に出てきていた情報がつながっていく感覚は推理ゲーム特有の楽しさがあってとても面白かった。
にゃすてりあの「人間って、おもしろいね?」というセリフや、にゃすてりあ同期後の世界を「新世界」と呼称したり、探偵の「エル」など、全体的にデスノートを彷彿とさせる要素が多い気がする。
作者が狙ったかは不明だけど、意図せず偶然だとしたら、それはそれで面白い。
おまけ
ここからは、ゲームに直接関係ない小話などを
エンディングテーマをYouTubeで聞いてます。
さわやかな曲調と前向きで可愛らしい歌詞がエンディングにぴったりだった。
ゲームクリア後に出てくる箱内にゃすてりあバージョンのサムネのイラストもとっても可愛い。
DLCの公式デジタルアートブックを買いました。
エルと小玉竜治のラフ画っぽいもの出てきてびっくりした。
やっぱり、にゃすてりあのデザインが素晴らしい。通話に出たときに落ちてくるところとか、こっちに手を振ってくるところとか、細かい所作が可愛い。
あと、しっぽ振ってるところも好き。
作中通してBGMが非常に良かったので、サントラ出たら欲しいな。。。
普段の推理パートのBGMもいいけど、核心に迫った時などに流れるBGMがどれもカッコいいので、推理をしていて楽しかった。
BOOTHにグッズがあるんですよね。
メインビジュアルクリアファイル買いました。

自分はクリアしたゲームの動画を見るのが好きなので、複数の実況者さんの動画を視聴しました。
■イメソン
箱内にゃすてりあとエルのふたりのイメソンは黒木渚の「マトリョーシカ」
開けて開けて開けて開け続けて
最後のひとつの中身は何?
最後のひとつの中身は闇?
つたない文章ではありますが、読んでくださりありがとうございました。
また、何か思い出したら追記するかもしれません。

