ふみサロ6月課題《脳のなかの幽霊》を読んで
この6月で、エッセイ塾、ふみサロに参加して4年目がスタートします。
毎月課題本から得たインスピレーションをもとに800字程度のエッセイを書き、参加者同士で講評する。SNSで発信するまでが課題。
毎月、一本のエッセイを書くのに必死で、もっともっと書かないとなぁと思っている日々です。
それから、今年こそは、リライトするぞ。
せっかく講評をいただいても、そのままじゃ意味がない。というわけで、
4年目は、もっとエッセイを書くことと、リライトすることが目標です。
以下がエッセイ
指に支配されるな!
「粒を揃えて!」
ピアノの先生から何度も言われてきたし、
私もレッスンで何度も子どもたちに言っている言葉だ。
形や大きさがきれいに揃った真珠のネックレスのように音を連ねる弾き方を、“粒を揃える”という。
しかし、指は長さも強さもバラバラ、そのまま動かせば、でこぼこの音が連なることに。
いかに粒の揃ったきれいな音を出すかは、案外難しい。
粒の揃った音を出すためには、まず自分がどんな音を出しているのかを聴けるかどうかが大事。
でこぼこしてると分かれば、どの指をどのくらいの力加減で動かせばいいのか分かるようになる。
しかし、子どもたちは
「だって、指が勝手に動いちゃうんだもん。」
“動いちゃう?”この言葉でスイッチが入り、私はオドロオドロしい口調で、子どもの頭の上で指をひらひらさせながら、
「あ〜な〜た〜は、ゆ〜び〜に〜、し〜は〜い〜さ〜れ〜て〜い〜ま〜すぅ〜〜。」
「えーー、やだーーー」
「この指を動かすのは誰?先生?遠隔で先生が動かしてあげられたら良いんだけど〜」
「ん?自分?」
ここで初めて、自分の指は自分で動かさないと、思う通りに動かないんだ!と気づくようだ。
当たり前過ぎて、考えたこともなかったような表情。
「動かすためにはどうしたら良いと思う?」
「脳からしっかり司令を出せるように、よく音を聴いて、どの指をどう動かすのか司令を出してね。何回も繰り返すとサッと司令が届くようになるからねー」
毎日の生活の中で、手を使う場面はとても多い。だから深く考えなくても手を動かせる。ペンフィールドが描いた脳地図でも、手を司る脳の表面積がとても多いことが分かる。だからなんとなくでも動いてしまうのだが、そこからもう一押し、指先の感覚を聴覚と連動させて理想的な音に近づくように指を意識的に動かさなければならない。
その感覚が身について来たときの、とっておきの褒め言葉は
鳴り止まない拍手とともに、
「あなたの指は、今、覚醒しました!」
おわり
今月の課題本
本が手元に来たとき、わぁ字が小さい・・・そしてこの分量・・・・
最後まで読めませんでしたが、
脳にはとても興味があり、
学生時代から、音楽と脳の関係を探るために、文献はあれこれ触れていました。
卒業論文も脳波の研究でしたし・・・
今回、卒論のことも書きたかったけど、
日々のレッスンでも、脳の働きを意識しながら子どもたちに話をしたり、手指のトレーニングを取り入れているので、ポイントをレッスンに絞って書きました。
主体的に指が動くようになってくると、指の動き自体も、出てくる音色にも変化が見られ、その瞬間に立ち会うことが出来るのが、レッスンをしていて楽しい瞬間です。
そうなると、表現の幅も出てくるので、子どもたちの表情は自信に満ちてきます。
今回のエッセイでは、
ピアノを弾いたことがない人でも、分かるような表現を心がけました。
伝わると良いなと思います。
あと、いつもより会話が多めなので、レッスンの雰囲気が伝わりやすいかなと思いました。
