忘れることが増えたけれど
最近、忘れることが増えました。
正確に言うと、だいぶ前から忘れていた、と思いますが、自覚するほど、増えた気がします。
電車で傘を忘れる。
以前、言ったことを忘れる。
仕事の関係する人の、名前を忘れる。
水筒を台所に置いたまま出勤する。
読んだ本をもう一度借りて、途中で「あれ、この話知ってる」と気づく。
なかなかの文句なしの成績です。
若い頃なら、「しっかりしろ」と自分を責めていたかもしれません。
でも最近は、少し考え方が変わりました。
忘れるのなら、忘れる前提で工夫すればいい。
メモを取る。(忘れる前、すぐに)
笑ってごまかす。(次から気をつける)
予定を記録する。(アラーム通知付き)
大事なことはもう一度確認する。
自分の記憶力を過信しない。
そんなふうに考えるようになりました。
忘れることは増えたかもしれません。
でも、そのたびに工夫することも増えました。
人間の脳は少し頼りなくなったかもしれませんが、その分、笑い話のネタは増えています。
今日もまた、何か忘れるかもしれません。
それでも、まあ大丈夫。
「死ぬこと以外は、かすり傷」という言葉もあります。
思い出せなかったら、また誰かに教えてもらえばいいのですから。
それに最近わかったのは、忘れるのは私だけではない、ということです。
学校でも、職場でも、みんな何かしら忘れています。
人の名前だったり、約束だったり、持ち物だったり。
そう考えると、少し気が楽になります。
今日もまた何か忘れるかもしれません。
でも、その時はその時。
笑い話がひとつ増えたと思うことにします。
