奈良県天川村の原木ヒノキがルアーになるまでの製作過程の話。#05 - Ethics for surface game by trees.
Ethics for surface game by trees. (エシックス フォー サーフェイスゲーム バイ ツリーズ)はハンドメイドルアーブランドです。ブラックバスフィッシングに使用するトップウォータープラグを奈良の木々から斧やナイフを使用してハンドカービングで制作しています。
リグの仮留めと位置の確認
ペーパーでツルツルになったルアーがようやく、泳ぎだしそうな雰囲気がでてきました。残る大きな工程として「カラーリング」と「リグ組み」があります。
ようやく釣りができそうな気配がしてきました!
最後にリグ組みをするにあたり、カラーリングの前に元々あけていた各所の穴を頼りに必要分の仮穴をあけていきます。
ラインアイ、テール、サーフェイスリグにそれぞれネジやヒートンを6~7割くらいまで仮でねじ込んでまた外しておきます。
この時ならばまだ削りなおして微調整ができるので最後の確認を全体しておきます。OKであればカラーリングです!
ここも楽しい作業!エシックスらしいシンプルだけどエッジの効いたカラーリングを施していきます。

カラーリングを施して個性的に仕上げていきます。
通常、木で作るルアーの場合ウレタンなどに浸して木自体を強化させますが、エシックスのルアーではなるべく薬品や化学物質、化合物質を使用しないことにしています。自然になるべく近い状態で自然の中で遊びたいという想いからこのようにしています。
なので水性アクリルのみでのカラーリング塗装になっています。
トップコートも水性アクリルです。水性アクリルは完全に乾燥すると水耐性になります。
強度が弱いのでは無いか?
強化している木に比べれば、使用している時に岩やストラクチャーにぶつかって塗装も木自体も削れたり凹んだりします。
ヒノキ自体は周知のとおりヒノキ風呂にも使用されているので水への耐性は強いです。
ボロボロになったら使えなくなってしますんじゃないか?
原型を留めないくらいボッコボコになったらさすがに使えないですが、エシックスでは可能な限り長く使っていただく為に再加工のサービスも行なっています。経年変化を楽しみながら、生まれ変わりながらアングラーと共に成長を共にして長く使われるルアーを目指しています。

カラーリング塗装はエアブラシか筆か
ルアーのカラーリングの際はエアブラシが多いですが、筆での塗装もデザインによっては行います。
塗料にもよるんですが、エアブラシで吹きにくい色があったり逆に筆だと塗りにくい色もあります。
デザインと塗料によって使い分けています。
実際に色をつけていく作業
ヘッドとテール部分に仮のヒートンをつけて一個一個塗装していきます。
基本的には、
ベースカラーを塗る
マスキングが必要であればする
塗りたいカラーを塗る
2と3を必要に応じて繰り返す
目玉をかく
それぞれのカラーリングの間に乾燥時間が時期によりますが20分くらいの時もあれば一晩待つこともあります。
このようにカラーリングを終えてくるともう、完全にルアーです。
完全に塗装が乾けばあとは、リグを組むだけ!

サーフェイスリグをひたすら組み上げていく
もうここまできたら、ドライバーやペンチで必要なリグを組み上げていくだけです。組んで完璧にルアーになってくると、もうどうしようもなくワクワクします。
早く誰かにフィールドに連れてってもらいたい。
一個一個丁寧にネジ穴をなめないように(ここ重要)ネジを締めていきます。
サーフェイスリグは見ているだけでもカッコいいです。フックも基本的にはダブルフックを採用しています。
これぞトップウォータープラグ!という装いがなんとも艶美な雰囲気を醸し出します。
そして、組み上がったルアー達はフックカバーをして箱に入りフィールドに連れっててもらうことをいまかいまかと待ち望んでいるのです。
森や自然はコモンズ
エシックスのルアーは雄大な自然からの恩恵で作られています。
そして私たちが釣りをするフィールドも豊かな自然の賜物です。
一つの考え方として、こういった自然はみんなのもの=コモンズという概念があります。
天川村の山にあるヒノキから作られたエシックスのルアーが、私たちと自然とを繋ぎ、距離を縮め、お互いに尊敬しあう為の一つの"兆し"になってくれたら嬉しいです。
エシックスのウェブサイトでアイテムをご確認いただけます。
各ルアーの詳細やご購入はエシックスのウェブサイトからご利用いただけます。
ご質問などあればお気軽にお問い合わせくださいませ。
https://helloanyjapan.com/ethics.html
