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『レディ・オア・ノット2』映画感想文

悪魔と契約するような罪深い面白さで、望んだものをすべて与えてくれる


サマラ・ウィーヴィング×キャスリン・ニュートン=ハリウッド・ブロンドな現代&新世代のホラークイーン2人が姉妹役として奇跡の共演!!

血まみれ姿がよく似合う、なんなら返り血を浴びるほどレベルアップ・パワーアップ(?)しては、もっと輝いていく2人のスター性と化学反応が、本作をもっと楽しいものに引っ張っていた。最高のホラースリラーアクションコメディなジェットコースターライドだ。
今年は、ジェネリック(亜種)『レディ・オア・ノット』な『ゼイ・ウィル・キル・ユー』という映画も公開されて、悪魔崇拝設定を突き詰めたアッチも面白かったけど、本作を観て「やっぱり本家だな」と思った。これは監督コンビが『スクリーム7』を降板しても仕方ない。それだけの価値がある作品だ。思いっきりが良くて、痛快で、とにかく弾けている。ファイティングスタイルにも変化をつける。
屋敷から飛び出して、今度はゴルフ場のあるリゾート施設でこのイカれた"かくれんぼ"のネクストラウンドが、遂に開幕(そして、ここ日本では待望の劇場公開!!)。血染めのウエディングドレス、血まみれの花嫁ふたたび。純真無垢な白から、清濁併せ呑んだ黒へ。サマラ・ウィーヴィングの美しさは、むしろコッチの方が映える?
タバコある?主人公グレースが前作での修羅場を超えて、肝っ玉がすわっているのがよかった。前作では展示物のショットガンで撃てなかったけど、今回はリベンジと言わんばかりにしっかりと実弾を装填してくれるし、あの本シリーズを代表する名曲かくれんぼのテーマを口ずさむの最高すぎて反則だろアレ。
「格差社会」と戦争が絶えないイカれた現代社会におけるシステム(構造、体制)に反旗を翻す、抵抗についての映画。誰もがシステムに絡め取られて無関係には生きられないのなら、その中枢に飛び込んで、首根っこを押さえてやる。戦争をとめることができる力があるのに(それを強調するための文字通り「鶴の一声」描写)、自身の富や利権に固執して、さらなる力を追い求める「持つ者」。遺伝子レベルでグロが根付く(?)クローネンバーグの血に、あくまで悪魔に仕える中立な弁護士でジャンル映画愛イライジャ・ウッド。
本作は「きょうだい」についての作品でもある(姉妹、姉弟)。きょうだいの確執と役割、仲違いや長年の因縁の果てに、彼らは仲良くなれるのだろうか?敵側ダンフォース家は、作中口喧嘩ばっかりしている主人公きょうだいと違って、腹を割らずに本音で話してこなかった末の無情で悲しい結末だなと思った。だけど、主人公きょうだい2人にしても、今後も絶対にケンカが絶えなさそうだけど、それはそれで微笑ましい最強タッグ。
終盤、少し失速するリスクを冒しても、むしろそれすら最後の大花火・大爆発のための布石。大ジャンプのための、しゃがみ込み・助走でしかなかった。果たして、2人はこのイカれた施設から、無事に生きて出ていくことができるのか!質問は?……タバコある?

バス・タイム!
掟に書いてない
♪Total Eclipse of the Heart
Will You Still Love Me Tomorrow

P.S. ダンフォース家だけ2人参戦できたのはナゼ?もし双子でもどっちが長子か、継承権1位かとかってつきそうなものだけど…。そこのルールだけ分からなかった。


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