定年後に友人と仕事を始めるなら、最初に決めておきたいこと
前回は、友人と6年間、個人事業をやってわかったことを書きました。
今回は、その経験から、
「もし、もう一度始めるなら、最初に何を決めておくか」
について書いてみたいと思います。
これから定年後に友人と仕事を始めようと考えている方に、少しでも参考になればと思います。
1. 友人だからこそ、最初に話しておく
友人と一緒なら、
「気心も知れているし、気楽にできそう」
と思いますよね。
私もそうでした。
彼の人柄、人脈、行動力などは、以前からよく分かっていました。
だから、あまり難しく考えずに始めました。
でも、実際に仕事を始めると、いろいろな問題が出てきます。
仕事量。
役割。
お金。
成約数。
経費。
考え方の違い。
始める前には、それほど気にならなかったことが、仕事を始めると気になってくる。
今振り返ると、
「起こり得る問題を、できるだけ最初に想定しておくべきだった」
と思います。
仕事が始まってから話し合うのでは、遅いこともあります。
友人だからこそ、始める前に遠慮せず話しておく。
これは大切なことだと思います。
2.まず「5年後」を決める
最初に考えたいのは、
「5年後、どんな事業にしたいのか」
ということです。
例えば、
* どのくらいの規模にするのか
* 売上や利益をどう考えるのか
* 従業員を雇うのか
* それぞれの役割をどうするのか
* どの地域まで営業するのか
* 新しい顧客をどう開拓するのか
* 今の商品を伸ばすのか、新しい商品を扱うのか
* 新しい仕入先を開拓するのか
* 二人は経営の中でどんな役割を担うのか
などです。
もちろん、5年後のことを完璧に予測することはできません。
計画どおりにいかないこともあります。
だからこそ、計画を作って終わりではなく、定期的に振り返って、必要なら修正する。
私は、そこまで含めて「5年計画」だと思います。
3.次に「誰が何をするか」を決める
定年後に友人と仕事を始めるなら、最初に決めておきたいこと
二人で仕事を始めるとき、
「お互い頑張ろう」
だけでは、少し曖昧です。
大切なのは、
「誰が何を担当するのか」
を決めること。
例えば、私なら、
商品・仕入部門
* 仕入先の開拓
* 商品の品質管理
* 納期管理
* コスト管理
* 仕入先との調整
* クレーム対応
など。
営業部門
* 顧客別の売上管理
* 新規顧客の開拓
* 顧客との関係づくり
* 営業活動の進捗管理
など。
もちろん、実際には二人で協力する部分もあります。
でも、責任を持つ人を明確にすることが大切です。
誰が何を担当しているのか。
今、会社がどのように動いているのか。
二人がお互いに分かるようにしておく。
これも、始める前に話しておきたいことです。
4. そし て、避けて通れない「お金」
ここは、友人同士だからこそ、特に話しにくいところかもしれません。
固定給にするのか。
出来高にするのか。
固定給+出来高にするのか。
そして、
「いつから、どれくらいの給与を取るのか」
という問題があります。
事業を始めたばかりの頃は、数ヶ月間、十分な給与を取れないこともあります。
売上があっても、仕入れや経費にお金が出ていく。
利益が出るまでには時間がかかる。
だからこそ、
「最初の数ヶ月はどうするのか」
「利益が出たらどうするのか」
「仕事量や成約数に差が出たらどうするのか」
こうしたことを、始める前に話しておく。
お金のことは、後回しにしない。
これも、私自身の経験から感じたことです。
5.最後に「目的」を決める
ここが、私が一番大切だと思っているところです。
5年後の事業計画を作る。
役割を決める。
給与体系を決める。
もちろん、どれも大切です。
でも、それだけでは十分ではないと思います。
二人で、
「この仕事を何のためにやるのか」
を共有しておくこと。
5年後の事業計画を、一つの目標として共有する。

そして、
「そこに向かって一緒に進もう」
という気持ちを持つこと。
仕事をしていれば、不満やトラブルは起こります。
考え方が違うこともあります。
意見がぶつかることもあります。
それをゼロにすることは難しい。
でも、
それを超える目的が二人にあれば、前に進むことができる。
私は6年間の経験から、そう感じています。
6.私なら、始める前にこの7つを話し合う
もし私がもう一度、友人と事業を始めるとしたら、最低でも次の7つは、最初に話し合います。
① 5年後のビジョン
5年後、どんな事業にしたいのか。
② 具体的な実行計画
5年後から逆算して、1年目、2年目に何をするのか。
③ 定期的な検証方法
計画どおり進んでいるのか。
何を基準に判断するのか。
④ 役割分担
誰が何を担当し、誰が責任を持つのか。
⑤ 報酬・給与体系
固定給なのか、出来高なのか。
仕事量や成果に差が出た場合はどうするのか。
⑥ 問題が起きたときの話し合い方
意見が合わなくなったとき、どうやって解決するのか。
⑦ 二人が共有する目的
「なぜ、この二人でこの仕事をするのか」
何を目指しているのか。
ここを共有しておく。

この7つを、事業を始める前に、もっと具体的に話し合っておけばよかった。
6年間やってみた今、私はそう思っています。
7.第二の人生だからこそ、最初の準備を大切に
定年後に友人と仕事を始める。
それは、会社員時代とは違った、新しい人生のスタートです。
だからこそ、勢いだけで始めるのではなく、
「5年後、どうなっていたいのか」
を二人で考えてみる。
そして、そのために、
「誰が何をするのか」
「お金をどうするのか」
「問題が起きたらどうするのか」
まで、できるだけ具体的に話しておく。
完璧な計画を作る必要はありません。
大切なのは、二人が同じ方向を向いてスタートすることなのだと思います。
8. 最後に
私自身、6年間やってみて、
「最初にもっと具体的に話し合っておけばよかった」
と思うことがいくつもあります。
もちろん、実際に始めてみなければ分からないこともあります。
計画どおりにいかないこともあります。
それでも、始める前に二人で考えておくことで、違ってくることはあると思います。
これから第二の人生を始める方。
そして、友人と一緒に仕事を始めようと考えている方。
この記事が、始める前に一度立ち止まって考えるきっかけになれば嬉しく思います。
私自身の6年間の経験を、もう少し具体的に整理して、これから第二の人生を始める方に役立つ形にまとめてみたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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