秋刀魚、初物 ──小さくなった、庶民の味──
先日、近くの友人から秋刀魚をいただいた。今年の初物だ。
■ 塩焼きとビールと
さっそく塩焼きにして、焼きたてを大根おろしと一緒に。
ビールを片手に、いただく。
うまい。秋の味だ。子どもの頃から馴染んだ、身近な庶民の味。
■ 1匹500円という現実
近くのスーパーの店頭では、1匹500円ほどの値がついていた。
小さい頃は海辺の町に住んでいて、旬が来ると毎日のように食卓に上っていた魚だった。
あの頃は、こんな値段はついていなかったように思う。
■ なぜ、小さくなったのだろう
ここ数年、秋刀魚は毎年のように不漁が続き、獲れても小ぶりだと聞く。
今年の秋も、日本の近くまで来る量は去年の4割ほどという予想もあるらしい。記録的に少なくなるかもしれない、とも。
海の水温が上がり、群れが沖の、もっと遠いところを泳ぐようになっているという話もある。
それだけが理由でもなく、獲る量や獲り方も関わっているらしい。
原因は、ひとつには絞れないようだ。
温暖化なのか、地球そのものが変わってきているのか。はっきりとした答えは、自分にはわからない。
■ それでも、いただいた一尾
わからないなりに、今日いただいた一尾は、ちゃんとうまかった。
これからも、こうして味わえる年が続きますように。
試行錯誤もまた、自然。
