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同じ人でも、場所によって髪の太さは違う?

実は、頭のどこから生えているかでも髪は少し違います。
美容師をしていると、
「トップの髪だけ細くなった気がする」
「襟足はしっかりしてるのに、顔まわりは細い」
こんな相談をいただくことがあります。
実際に髪を触っていても、
「同じ人なのに、場所によって全然違うな」
と感じることがあります。
これ、気のせいではありません。
実は髪の毛は、同じ人でも頭の場所によって太さや成長の仕方に違いがあります。
今回は、なぜそんな違いが生まれるのかをお話ししたいと思います。


第1章|髪は全部同じ太さではありません


髪の太さというと、
「私は細毛」
「私は太毛」
みたいに、その人の髪質として考えることが多いですよね。
もちろん遺伝的な髪質も大きく関係しています。
でも、頭に生えている何万本もの髪が、全部まったく同じ太さというわけではありません。
前髪、こめかみ、トップ、後頭部、襟足。
生えている場所によって毛髪の直径には違いがあります。
実際、サロンワークでも顔まわりの髪は細く感じるのに、後頭部や襟足はしっかりしている、という方は珍しくありません。

第2章|なぜ場所によって違うの?


ここで大切なのが、
髪を作っているのは、頭皮の表面ではなく「毛包」だということ。
毛包は、一本一本の髪を作っている小さな器官です。
そして毛包には、それぞれ個性があります。
毛包の大きさや形、毛乳頭・毛母細胞の働き、ヘアサイクルなどがまったく同じではありません。
そのため、
どんな毛包から作られるかによって、髪の太さや形にも違いが出てくる。
同じ頭皮から生えているからといって、全部同じ髪が作られるわけではないんです。
ここが髪の面白いところだと思います。

第3章|特に変化を感じやすいのが「トップ・生え際」


お客様からよく聞くのが、
「昔より前髪が細くなった」
「トップのボリュームが出なくなった」
という悩みです。
もともとの部位差もありますが、そこに年齢による変化が加わることがあります。
年齢を重ねると、すべての髪が一斉に同じように細くなるわけではありません。
場所によって変化の出方が違うことがあります。
だから、
「全体的には髪が多いから大丈夫」
ではなく、
以前と比べて、特定の場所の髪が細くなっていないか?
を見ることも大切なんです。

第4章|「髪が減った」ではなく「細くなった」こともある


ここも意外と大切です。
トップのボリュームがなくなってくると、
「髪の本数が減ったのかな?」
と思いますよね。
もちろん抜け毛が関係していることもあります。
でも、それだけではありません。
例えば、同じ100本の髪が生えていても、
一本一本が細くなれば、全体のボリュームは少なく見えます。
つまり、
髪の本数だけではなく「一本の太さ」も見た目を左右する
ということです。
美容師として髪を見るときも、
量だけではなく、根元の太さやハリ・コシまで見ることが大切だと思っています。

第5章|だから「頭皮全体」で見るだけでは分からない


僕が頭皮を見るときに大切にしているのは、
「頭皮が健康かどうか」だけではありません。
例えば、
トップはどうなのか。
生え際はどうなのか。
後頭部と比べてどうなのか。
そして、
以前と比べて変化していないか。
同じ人の頭の中でも、髪や毛包の状態には違いがあります。
だからこそ、
「髪が細い=全部同じ原因」
と決めつけるのではなく、
どこの髪が、どう変わってきているのかを見ることが大切だと思っています。

最後に
髪は、同じ人でも全部同じではありません。
場所によって太さが違い、
年齢による変化の現れ方にも差があります。
だから、
「最近トップだけペタンとする」
「前髪だけ細くなった気がする」
そんな小さな変化も、髪からの一つのサインかもしれません。
髪は頭皮の中にある毛包で作られています。
今見えている髪だけではなく、
「どこから、どんな髪が生えてきているのか」まで見る。
僕はそれも、これからのヘアケアでは大切だと思っています。

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