睡蓮
夜のお絵描き会
モネの「睡蓮」を模写する
水面があって、睡蓮があって、光がある。
柳が、水面に映っている。
その柳の上に、
睡蓮が浮いている。
鏡のように映った柳と、
本物の睡蓮が、
同じ水面の上に同居している。
うつす、という音は、写すとも、映すとも書ける。
考えてみれば、今日やっていることも、たぶん同じ音の上にある。
0号機の話:準備
見本の絵
たぶんそういわれなければ
本当は
なんだかわからない
美術史で見た
わかった気になっている
もう一度
これわ?をとらまえなおす
1号機の話:進め方
先生の指示に従って、色を重ねていく。
下地。
柳。
柳の影。
睡蓮の影。
睡蓮の葉。
最後に、ピンクをひとつ置く。
あ、
さいた。
水面にあるゆらゆらした
なにかをとどまらないものを
描く
2号機の話:色の動き
絵の具を
直接もっていく
筆を持っていく
光
影
木のあいだ
水のあいだ
葉のあいだ
見えなかった色が
はっきり出てくる
ああこんな色があるんだ
色がこちらに
挨拶しにくる
どうもはじめまして。
とても満足
3号機の話:記憶と関連付け
尾形光琳
ボリスヴィアン
吉本ばなな
4号機の話:行為と所作
水で筆を洗う
絵の具の重量感
絵の具のにおい
他の人の絵を見る
小さい子供は
絵の具を手で混ぜて、
そっちのパレットが
どう見ても完成品
まとめ
水面の揺らぎから、色をつかまえる体験
ゆらぎ=逃げていくもの、色=それでもふと形をとって現れる一瞬、を。つかまえる。
最初はわかった気になっているものをつかまえ直そうとしてたのが、最後には水面のゆらぎという、そもそもつかまえられないものから色を実際につかまえる体験に変わった。
左:天地
中:映り込む柳
右:柳の影

左:水彩盤:機械的に水彩水で溶かした状態に変換
右:原盤 :睡蓮を手探りで抽出して絵の具を盛った状態



ゲーテ色彩論
ゲーテは、すべての色は「黄色」と「青色」の2つの極から派生すると考えました。
黄色(光に近い色): 光が薄い「くもり」を通して見えるときに現れる(例:昼の太陽)。
青色(闇に近い色): 闇が光に照らされた「くもり」を通して見えるときに現れる(例:青空)。
高昇(こうしょう): 黄色と青色がそれぞれ強められる(高昇する)と赤みを帯び、頂点である「純粋赤(マゼンタ)」で交わります。
以下で行われたお絵描き教室のイベントです。
LIFE
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