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素敵な温泉との出会い〜知内温泉〜北海道

 北海道で一番歴史のある温泉。しかも高級旅館などではなく、立ち寄りも出来て、かつ料理の評価も高い。お風呂は個性的な数個を構え、露天の一つは混浴になっている。
 北海道を出るにあたって、函館に出ても良かったのだが、急ぐ気持ちを抑えてネット検索で出てきたのが、ここ『知内温泉』だった。2回目の日本一周では青森の大間から、津軽海峡フェリーで函館に渡り、26日間、反時計回りで北海道を廻ってきた。小樽を過ぎてからは物悲しい日本海の風景と鰊がもたらしたこの地の過去の繁栄と現在の衰退をまざまざと見せられる。松前町に入るとくっきりと本州が見えだし、北海道を去る寂しさが募ってくる。北海道最南端の白神岬に立つと、海の美しさもさることながら、この下にある青函トンネルを列車が走っているなんてと、心を震わせずにはいられない。そこから大横綱『千代の富士』の出身の町、福島町を過ぎてしばらくすると、急に民家が無くなり、人気も無くなる。そんな中、急に開けた場所にここはある。コンビニを探そうと通り過ぎてしばらく走ったが道の駅があったのでそこで酒を買って諦めた。
 道の駅に行く途中に、偶然にも青函トンネルに入っていく新幹線を見られるポイントがあり、立ち寄ってみた。時刻表があるが40分ほど新幹線は通らないらしい。鉄道オタクなら待つのだろうが、夕方で少し肌寒かったので車に乗り込もうとした瞬間、遠くから列車の音がしてきた、よく見ると新幹線ではない電車がトンネルに、向かっていく。焦りながらも携帯をカメラモードにしてその車両をおさめる。トンネルに入る直前、列車は汽笛を鳴らしトンネルに吸い込まれていった。これから、本州に向かって海底を突き進むのだ。後から調べてみると『TRAIN SUITE 四季島』という最長で3泊4日の旅をする列車で、滅多に出会うことは出来ないらしい。長く旅をすればこういったこともあるとほくそ笑みながら『知内温泉ユートピア和楽園』にチェックインする。結局、北海道での旅を整理するためにこのホテルに2泊。本当に素晴らし温泉でした。ぜひ、探していってみてください。

*2020年2度目の日本一周後に書いたものです。現在は改装もされているみたいで、また必ず訪れてみたい温泉です。

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