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sasaya0702
一字違い
私の名前はゆうこ、母の名前はようこ。
一字違いだから小さい頃からよく間違えられた。
アルファベットでもスペルが1つしか違わない。
ここに母のものすごいエゴが表れていると思う。
私は産まれる前から、母のマスコットだった。
自分の思い通りになるおもちゃ。
所有物。
じゃなきゃこんな名前つけない。
こんな名前つけない。
私だったら、つけない。
世界で1番大嫌いな人と、一字違い。
残酷だなぁと思う。
夢も希望も無く只従って生きれば良かったのだね。
しかし残念なことに私にも自我があり、
全てあなたの思い通りにはならなかった。
太宰的に言えば、
「ままならない娘でした」
かな。
いや、
「残念なことばかりの人生でした」
かな。
名前変えるわけにもいかないしな。
死ぬまでこの名前と付き合っていくけど。
方向性は変えていきたいね。
太宰的に言えば、
「もう貴方のことは、すっかり忘れました」
かな。
気にしないで生きていくしかないね。
ちょっとした些細な事だと思って。
私は私。
貴方は貴方。
私は只の「ゆうこ」。
誰のものでもない。
自分だけの。
多分人生やりなおしの途中。
人と人とは分かり合えないと知って、
やっと色々な呪縛を切れた。
名前の事も、もう良いじゃないか。
なんと呼ばれたって。
一字違いだって。
もうそこには誰も居ないのだから。
