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学びたい思える教師

ふと思い出して以前読んだ「教えるということ」(出口治明 角川新書)のページをぱらぱらとめくってみました。
すると、こんな文に目が留まりました。
出口さんと生物心理学者の岡ノ谷一夫さんと対談から引用します。

〇岡ノ谷
(東京大学でのMOOCというオンライン教育の説明のあとで)なぜオンライン教育がうまくいかなかったかを考えてみると、おそらく、教育に必要なものは、学ぶべき情報内容だけではないからです。「その先生から学びたい」というモチベーションも必要なのではないでしょうか。
〇出口
教師の実績や実際の能力よりも、尊敬でき、その先生から学びたいと思えることのほうが重要だということですね。
〇岡ノ谷
オンライン授業でも実績のある先生は登場しますが、インターネットやユーチューブだと、生徒は畏敬の念を感じにくい。近づきやすさと近づきがたさのバランスが必要なのに、オンラインではそこが表現きでないのだと思います。

前掲書p145~147

学校の教師も同じだと思います。
生徒と教師との関係が学びのモチベーションと大きく関係しているのです。タブレット、アクティブラーニング、探求型、「めあて」と「まとめ」など流行りの授業スタイルを実践すれば、学力が向上するとは限らないのです。授業を受ける生徒が授業者である教師を受け入れることが土台となるのです。
そのためには、教師は生徒との関係づくりに力を注ぐべきなのです。

4月から約2か月がたち、生徒との関係があまり良くないと悩んでいる教師が多いと思います。
このような実態を改善することが、学力向上の第一歩になると考えます。