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「無関係な人はいない」——高額療養費制度を“自分ごと”として理解するための、いちばん良い入口




「高額療養費制度」と聞いて、

自分にはまだ関係ない
医療者か、重い病気の人の話でしょ

と思っている人ほど、ぜひ最初に聴いてほしいポッドキャストがあります。

それが、今回紹介したい
無関係な人はいない
「高額療養費制度の引き上げがもたらす衝撃」回です。

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/無関係な人はいない-高額療養費制度-の引き上げがもたらす衝撃-ゲスト-伊藤ゆり先生/id1822776290?i=1000745649938


なぜ「一般の人向けイントロ」として、ここまで良いのか

この回の一番の価値は、
「制度を知らない人が、最初の30分で“これは自分の話だ”と腹落ちする構成」
にあります。

  • 難しい専門用語を最小限に

  • 「もし自分や家族が急に病気になったら?」という具体的な視点

  • 医療制度を“財政論”ではなく“生活の安全装置”として説明

高額療養費制度を初めて知る人にとって、
これ以上わかりやすい入口はなかなかありません。

正直なところ、

このことを知らない人、とりあえず聞いてみてほしい

という一言に尽きます。


そして「残念ながら、この続きの話」が現実になった

このポッドキャストを聴いたあと、
多くの人がこう思うはずです。

「さすがに、ここはいじらないだろう」

ところが——
その“続き”についてのニュースが、少し前に現実として流れました。

▶︎ 高額療養費制度の見直しを巡る報道
https://news.yahoo.co.jp/articles/08406e6e91feef6b741fab9c0400f5b62e72c6a4





率直に言います。

これ、正気の政策判断でしょうか。


1人あたり100円の削減のために、何を壊そうとしているのか

今回の見直しで得られる財政効果は、国民1人あたり年100円程度とも言われています。

その一方で起きるのは、

  • 重い病気やがん治療

  • 長期入院や高額薬剤

  • 家計が一気に崩壊するリスク

これらを個人が再び背負わされるという事態です。

ここで問いたいのは、

「そもそも保険とは何のためにあるのか」

という原点です。


保険とは、人類が編み出した“リスク分散の知恵”

保険とは、

  • 起こる確率は低い

  • しかし一度起きたら、個人では到底耐えられない

そうしたリスクを、みんなで薄く・広く分かち合う仕組みです。

高額療養費制度は、
日本の医療保険制度の中でも
この原則を最も体現している制度です。

それを、

わずかな個人負担の軽減
ほとんど誤差のような財政効果

のために削る。

制度の哲学を、まったく理解していないとしか思えません。


これは誰が進めているのか?

正直、疑問が残ります。

  • 政権側の政治判断なのか

  • 「保険料を下げる」至上主義の維新の会なのか

  • それともまさか財務省や厚労省主導なのか

少なくとも、厚労省がこの問題点を理解していないとは信じたくない。
現場を知る人ほど、これは“止めるべき話”だとわかるはずです。


私はこう思う

個人的には、こう思っています。

私はむしろ、月100円多く払ってでも、
高額療養費の天井が守られる保険に入りたい。

それが、
「いつ自分が当事者になるかわからない社会」
を生きる上での、合理的な選択だからです。


あわせて読みたい:新聞での問題提起

この問題については、
こちらの記事も非常に示唆的です。

▶︎ 高額療養費制度をめぐる論点(みんらぼ)



ポッドキャストで“感覚として理解し”、
記事で“構造として理解する”。
この順番が、とてもおすすめです。



まとめ

  • 高額療養費制度は「一部の人の話」ではない

  • 知らない人ほど、まずこのポッドキャストを聴いてほしい

  • 今起きている議論は、制度の哲学そのものを問う問題

「無関係な人はいない」
——この番組名は、決して誇張ではありません。



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