団地妻 ニュータウン
なぜだろう。
少し卑猥な感じがする。
戸建て住宅にしか住んだことのない私には、なんだか刺激的な響きだ。
「団地妻」
ただの「団地に住む妻」のはずなのに。
どうしてこんなにも、いかがわしく聞こえてしまうのだろう。
なんだか、妖艶な響きにも感じる。
エッセイしりとり最終日。
「た」から始まって、「ん」で終わるお題。
このお題を見て、いったい何人の方が「団地妻」を思い浮かべただろうか。
私たち、アラフィフ世代。
Vシネマなんて言葉ができる、もっと前。
私たちが血気盛んだった頃、妙に刺激的なタイトルの映画が流行っていた。
「団地妻 ニュータウン……」
ほら。
この時点でもう、ただの住宅街の話には聞こえない。
「団地妻」という言葉には、あの頃の記憶が染みついているのだ。
きっと心のどこかで――
私たち、アラフィフ世代。
団地妻に憧れていたはずだ。
この話かなりくだらない。
