UVERworld『ENCORE AGAIN』歌詞の意味を解釈する
UVERworldの「ENCORE AGAIN」を初めて聴いたとき、サビの「からが本番」という一言で足が止まった。
BE:FIRSTのSHUNTOをフィーチャーした一曲だ。
頑張っても報われない夜のことを、飾らない言葉でそのまま歌にしている。
聴くたびに、歌詞の意味をちゃんと自分の言葉にしておきたくなった。
ここでは歌詞の意味を、展開に沿って解釈していく。
UVERworld『ENCORE AGAIN (feat.SHUNTO from BE:FIRST)』
先に少しだけ。
UVERworldが好きな人たちで集まるオフ会をやっています。
ライブ後に語り合える人がいなかったり、まわりにUVERworldの話ができる人がいなかったりする人が、実はかなり多いです。
同じ曲で同じところに刺さった人同士だと、初対面でも一気に話が進みます。
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気になる人はのぞいてみてください。

ENCORE AGAINの基本情報
事実として分かっている情報を先にまとめる。
リリース日:2023年7月19日
収録:アルバム『ENIGMASIS』
タイアップ:なし
客演:SHUNTO(BE:FIRST)
作詞:TAKUYA∞/SHUNTO
作曲:TAKUYA∞/克哉/辻村有記/伊藤賢
アニメやドラマ、CMのようなタイアップは付いていない。
その代わりに、BE:FIRSTのSHUNTOがゲストボーカルとして参加した、アーティスト同士のコラボ曲になっている。
作詞のクレジットにもSHUNTOの名前が入っていて、歌詞は二人の共作だ。
ENCORE AGAINはどんな曲か
SHUNTOがデビュー時のインタビューでUVERworld好きを公言していたことを、TAKUYA∞は人づてに知ったという。
その後、あるフェスでSHUNTOが自分たちのCDを持って挨拶に来たことがきっかけになり、TAKUYA∞から「一緒に曲を作ろう」と声をかけたそうだ。
作曲を担当した克哉は、最初は「明るくて和む曲」を考えていたらしい。
でもSHUNTOの歌声を聴いて方向を変え、「おしゃれな曲」を目指すことにしたという。
TAKUYA∞自身は、ミディアムテンポで明るい曲作りが苦手だと語っている。
何度も書き直しながら完成させたそうだ。
そしてTAKUYA∞は、曲の趣旨をこう説明している。
「お互いの境遇は違えど、諦めずに戦い続ける両者を表したメッセージソング」。
UVERworldとSHUNTO、それぞれ違う場所で戦ってきた二人が、一緒に一つの歌詞を作った。
その背景を知ってから聴くと、歌詞の意味がより立体的に見えてくる。
歌詞の意味を読み解く
冒頭の歌詞の意味:報われない日々の描写
歌詞の前半は、努力しても結果が出ない毎日が続く。
「あてもない」努力、「灰色の景色」といった言葉が並び、誇張のない生活の疲れがそのまま置かれている。
特別な事件が起きるわけではなく、地味に積み重なる疲労感が中心だ。
歌詞の意味は、聴き手の実感に近いところから始まる、という点にあると思う。
サビの歌詞の解釈:「からが本番」という反転
ENCORE AGAINのサビは、一番の要になっている。
もうこれ以上進めないや からが
本番だって 言い続け
「進めない」という否定の直後に「からが」を挟んで、そのまま「本番」に接続する。
歌詞の解釈のポイントは、限界を否定せずに、限界そのものを次の行動の入り口として扱っているところだ。
同じ構文は「本番」「勝負」「人生」と言葉を変えながら、サビのたびに繰り返される。
前半で積み重ねられた疲れが、ここで初めて意味を持たされる仕組みになっている。
Cメロの歌詞の意味:区切りをつける挑戦
決めたラスト一回の
絶対じゃ無いってとこ
これが上手く行かなきゃ辞めよう
ここでの歌詞の意味は、無限に頑張り続けることの美化ではない。
期限を自分で決めた上での挑戦として描かれている。
ずっと歯を食いしばれ、という根性論の歌詞とは少し違う。
頑張ることと、無理をしないことの両方が大事にされている。
終盤の歌詞に現れる「君」の解釈
終わらせようとした未来で
君に出会えた
ENCORE AGAINは、それまでずっと「俺」の一人称で進んでいく。
「君」という言葉が出てくるのは、この一文だけだ。
ここで初めて、独白だった歌詞が誰かとの関係の話に切り替わる。
歌詞の解釈は次の見出しでもう少し詳しく書く。
ENCORE AGAINの核心となる歌詞のフレーズ
歌詞の意味①「からが本番」の反復
サビで繰り返される「からが本番」は、歌詞全体を支える一番の軸だ。
Aメロ・Bメロの否定的な描写を受けて、サビでこの反転が起きる。
この構造は歌詞本文をそのまま読めば分かる、一番はっきりした歌詞の意味だと思う。
歌詞の意味②条件付きの挑戦
Cメロで示される区切りの付け方は、他のUVERworldの曲によくある「絶対に諦めない」という言い方とは少し違う。
区切りを自分で決めていい、という歌詞の解釈ができる。
無理をしてでも頑張れ、という話にしていないところが、この一曲らしいと感じる。
歌詞の意味③終盤に現れる「君」
終盤に出てくる「君に出会えた」という一言は、TAKUYA∞が語る「境遇の違う二人」という制作の話と方向が重なる。
ただし、この一言が具体的にSHUNTOとの出会いを指す、と制作側が名指しした発言は見つかっていない。
だから、ここは断定しない。
歌詞の中の「君」が誰かは、はっきりとは書かれていない。
読み手それぞれの受け取り方に任されている部分だと思う。
解釈が分かれるポイント
ENCORE AGAINの歌詞には、読む人によって意見が分かれそうな箇所がある。
一つ目は、終盤の「君に出会えた」がSHUNTOとの出会いを指しているかどうかだ。
TAKUYA∞が語る制作の意図とは方向が重なっているので、SHUNTOとの出会いと重ねて読む解釈は自然だと思う。
一方で、この一行がSHUNTO本人を指すと制作側が明言したわけではないので、確定した事実として書くことはできない。
二つ目は、TAKUYA∞自身の作詞の行き詰まりが、そのまま歌詞に反映されているかどうかだ。
TAKUYA∞が作詞に苦労し、何度も書き直したという話は伝えられている。
ただ、その苦労がそのまま歌詞の言葉に置き換わった、と本人が語った発言そのものは確認できていない。
歌詞の解釈も、可能性の一つとして受け取るのがいいと思う。
ENCORE AGAINが刺さる人へ
頑張っているのに結果が出なくて、心が折れかけている人には、ENCORE AGAINの歌詞がまっすぐ届くと思う。
「もうダメかもしれない」と思った夜のことを、そのまま歌詞にしてくれているからだ。
それに、「一生頑張り続けろ」とは言っていない曲だ。
区切りを自分で決めていい、という歌詞の意味も含まれている。
全力で挑みながら、同時に自分を追い詰めすぎない。
そのバランスに救われる人は多いはずだ。
UVERworldの他の曲にある強い根性論とは、少し違う手触りの一曲だと思う。
よくある質問
Q. ENCORE AGAINの歌詞はどんな意味ですか?
報われない日々を歌った前半から、サビで「もう無理」という気持ちを「からが本番」に反転させる曲だ。
歌詞の意味の中心は、限界だと思った地点を終わりではなく始まりとして扱うところにある。
Q. ENCORE AGAINの「からが本番」はどういう意味ですか?
「もう無理」という気持ちのすぐ後に「からが本番」と続ける言い方だ。
限界を否定せず、そこを次の挑戦の出発点にする、という歌詞の解釈ができる。
この構文はサビのたびに言葉を変えながら繰り返される。
Q. ENCORE AGAINはSHUNTOとのタイアップ曲ですか?
アニメやドラマなどの外部作品とのタイアップはない。
BE:FIRSTのSHUNTOがゲストボーカルとして参加したコラボ曲で、作詞もTAKUYA∞とSHUNTOの共作になっている。
「ENCORE AGAIN」が収録されているCD
ENIGMASIS
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まとめ
ENCORE AGAINは、報われない毎日を積み重ねた末に、「もう無理」と思った瞬間そのものを次の挑戦の入り口に変える曲だ。
UVERworldの歌詞らしく、根性論だけでは終わらせず、「これがダメなら辞めよう」という区切りも同時に歌っている。
終盤に現れる「君」の歌詞の意味は断定できないが、BE:FIRSTのSHUNTOとの出会いから生まれた一曲だということは確かだ。
歌詞をあらためて読み返すと、頑張ることと自分を守ることの両方が、ちゃんと同じ歌の中に置かれているのが分かる。
最後に。
ここまで読んでもらえたということは、「ENCORE AGAIN」がかなり刺さっている人だと思います。
「ENCORE AGAIN」の話を、直接できる相手はまわりにいますか。
UVERworldが好きな人たちでオフ会をやっています。
どこで泣いたとか、どの一行が刺さったとか、そういう話を延々できる場です。
一人で来る人がほとんどなので、知り合いがいなくても大丈夫です。
開催情報はLINEでお知らせしています。

