ごはんを作る気力がない日
今日は、ごはんを作りたくない。
管理栄養士の私にも、
時々そんな日があります。
皆さんにも、そんな日はありませんか。
仕事で疲れた日。
家族のことで、あれこれ動いた日。
なんとなく気持ちが疲れている日。
特に何があったわけでもないのに、
台所に立つことが、今日はちょっとしんどい。
「何を作ろう……」
と考えるだけで、気持ちが重くなることもあります。
それは、料理が嫌いだからではなくて。
食事なんてどうでもいい、と思っているわけでもなくて。
子どもだって、大人だって。
ひとりで食べる人も、家族のために作る人も。
台所に立つ人なら、誰にだって。
「ちゃんと食べなきゃ」
「ちゃんと作らなきゃ」
そんな思いがあるほど、
食事を重く感じることがあると思います。
そんな日は、
いつものようにできなくてもいい。
ごはんと卵だけでもいい。
お味噌汁と何か一品だけでもいい。
買ってきたものを並べるだけでもいい。
「今日はこれでいい。」
そう思えることも、
食べることを大切にする方法のひとつかもしれません。
管理栄養士として、これまでたくさんの方の食事の話を聞いてきました。
「バランスよく食べたい」
「野菜を食べなきゃ」
「家族のためにちゃんと作らなきゃ」
そんな思いを持っている方は、たくさんいます。
だからこそ私は、
食事は「ちゃんとできる日」だけのものではないと思っています。
ちゃんとできない日にも、食事はあります。
そして、ちゃんとできない日には、
できないなりの食事があっていい。
頑張ることだけが、
自分の身体を大切にすることではないから。
今日は、少しだけ手を抜こう。
冷蔵庫にあるものを出して、
買ってきたものを並べて、
そのまま食卓に出しても、食卓は食卓。
そんな食卓にも、
身体と心を休ませる時間
ちゃんとあります。
毎日、完璧じゃなくていい。
今日のあなたが、今日できる食卓でいい。
食卓を作れることは、
それだけで素敵なことだから。
皆さんの食卓に、
月灯りのような
優しく穏やかな光が差しますように。
🌕月灯りの食卓 / Moonlit Table
