「その手を離さないで」の話
今朝、鏡で自分を見てみた。
(あ……れ?上半身が……デカくなっとる!!)
すごい!
筋トレの成果が出てる!!
肩周りのボリュームが増し、二の腕が逞しくなってる(気がする)!!
やった……
やったぜ……

試しに腕を曲げてみた。
二の腕にはうっすらとだが
憧れの……
力こぶがっ!!
吉田沙保里になる日も近い……
近いぞーっ!!

私はウキウキしていた。
〜♪
ん……?
スマホのアラームが鳴っている。

アラームを止め、ゆっくりと起き上がる。
(朝か……ヨガするかー)
と鏡の中の自分を見て……
(何だ!?このほっそいヤツはっ!!)

(私……私なのか……)
昨日までと何ら変わらない、ほっそい腕を
もしかして……
と曲げてみる。
一縷の望みをかけて。
力こぶは微笑まない。
あーあ……夢か……
あぁ……
筋肉は一日にしてならずって言うもんな……
そりゃそーだわ。

息子に話す。
「めっちゃマッチョになった夢を見たわ……」
「そうなん?お母さん、子供みたいじゃな!」
「えっ……そうかな……」
「マッチョになれたらいいなぁ!」
「うん……ありがとう。筋トレ地道に頑張る!」
かっちゃんにも話してみる。
「夢で良かったなあ!」
「えっ……」
「つくねは細い方がいいよ!」
「私はもう少し二の腕を逞しくしたいんよ」
「えーっ!かっちゃん、反対!!」

でも……もしあの時。
私に握力があったら……
暴風に煽られて車のドアが
ブワッ!!
ってなって、手からドアが離れて、異常な程に開いて閉まらなくなったあの時……
無理矢理閉めたら何とか閉まったけど……
バキッ
って音がしたんだ……

私に握力がありさえすれば……

こう戻せたかもしれんし……
そもそもドアを掴んだままでいられた……
瓶のフタだって、余裕で開けられるし……
昨日、修理してもらった。
¥3500なり。
強くなりたい(物理的に)。
あなたも……強風の日は……
その手を(ドアから)離さないで。
いいなと思ったら応援しよう!
気が向けばサポートして下さると、大層嬉しいです!頂いたサポートは私自身を笑顔にする為に、大事に大事に使わせてもらいますゆえ、以後よしなに(๑•̀ㅂ•́)و✧