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韓国語版『いっぽうそのころ』が出版されました

この度、韓国の大手出版社minumsa Publishingより、『いっぽうそのころ』の韓国語版が出版されました。
先日まで開催されていた、ソウル国際ブックフェアで初お披露目だったそうで、ちょっとずつ、韓国の方の反応を目にすることができ、とても嬉しい日々を過ごしております。

今回の韓国語版は、日本語版とジャケットのデザインも変わっていますし、何より巻末にムルさんという韓国のライターさんからの書評がついています。

極限まで削ぎ落とし、残した余白に詰め込んだ思いを全て汲み取ってくださるような、素晴らしい書評でした。
秦さんと一緒に拝読し、なんてことだ、と喜びました。

そして、ムルさんご自身のInstagramでもご紹介していただいたのですが、その投稿文がまた素敵だったので、ご紹介の許可をいただきました。
DeepLによる機械翻訳を私が意図を汲み取って手直ししたものになりますが、お読みいただけたら嬉しいです。

【投稿文日本語訳】
外出が長引くと、タンが寂しくないかと心配していた時期があった。私がいないたびに、手袋をくわえて嬉しそうにポンポンと叩きながら歩き回っているのを何度か目撃していた。財布を忘れてきたことに気づいて戻ってきたら、同じ行動をしている姿を見て受けた最初の衝撃が今でも鮮明だ。一人きりの時間を切望していたのだろうか……
そういえば、幼い頃一緒に暮らしていた犬のポミもそうだった。家族全員が外出している日には、寝室のクローゼットにぬいぐるみが山ほど集まっていた。家中あちこちに散らばったぬいぐるみを一つずつくわえてきて、クローゼットの中に隠す様子はきっととても可愛かったはずなのに、誰もそれを見た人はいない。
秦直也の絵本『いっぽうそのころ』を読みながら、タンとポミのことを思い出した。 秋になるとアトリエに遊びに来て、イヌノフサグサで滑り台遊びをするスズメたちや、春の日、本棚の間に発見された幼いカマキリ、そして性格がそれぞれ異なる近所の猫たちも。友人の家の裏山に住んでいるというノロや、子供の頃、近所の駐車場に現れていたタヌキも。
この本の中には、物語を導くような仕掛けは一切ない。これまで読んできたいかなる絵本とも似ていないこの独特な絵の連作には、奇妙な動物たちの戯れと、それを覗き見る人間の喜びがある。一枚一枚の絵をつなぐのは、本の中に四度登場する「いっぽうそのころ」だけだ。並行する時間を通り抜ける動物たちの騒動が、「今」を時間ではなく空間として感じさせる。どこに何があるか分からないまま続くつながりもあるということを、悲しみの一片もなく教えてくれる。
冬と春の間に、本書に掲載される長文を書いた。最後の写真は、可愛すぎて気絶しそうな「一方、その頃 永遠の切手」。毎年冬に私が郵便局で制作している切手から、編集者さんがヒントを得たそうだ🐾

https://www.instagram.com/p/DabWSzqk552/?img_index=1

※切手の特典はソウル国際ブックフェア限定のものです。

ムルさんの個人的な、生き物とのエピソードも知ることができて、そしてこの絵本が、そのことを思い出すきっかけになってくれて、嬉しい限りです。

特に私が胸を打たれたのは、この部分。

奇妙な動物たちの戯れと、それを覗き見る人間の喜びがある。一枚一枚の絵をつなぐのは、本の中に四度登場する「いっぽうそのころ」だけだ。並行する時間を通り抜ける動物たちの騒動が、「今」を時間ではなく空間として感じさせる。どこに何があるか分からないまま続くつながりもあるということを、悲しみの一片もなく教えてくれる。

言語化しづらいこの絵本を全て感じ取ってくださり、真正面から評価してくださったことに感謝いたします。

韓国でも、この絵本の愉快さが伝わっていくと信じています。

ムルさんの書評を読んで、ぐっと興味が湧いた日本の読者の皆さま、ぜひお近くの書店にご注文ください。全国の書店さまでお取り寄せしていただけます。

書店へのご注文の際は、このページを書店員さんにお見せください。

お取り扱い店舗についてはこちらにもまとめております。

한국의 여러분, 상상하는 즐거움을 만끽하세요!
韓国の皆さま、想像することを楽しんでくださいね!


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