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aoshiba_ten
紫陽花を見るたび、あの子たちを思い出す
雨が降ったり、紫陽花を見たりすると、ろう学校幼稚部実習を思い出す。
実習が終わったあと、私はろう学校専攻科へ進学した。
偶然にも、幼稚部のある学校と廊下でつながっていた。
ある日、実習でお世話になった親子とばったり再会した。
「えっ!?」
という顔をされた。
私がそこにいるとは思わなかったのだろう。
「ここに進学したんです」
と伝えると、とても驚いていた。
子どもたちも少し大きくなっていた。
廊下で見かけると、
「○○先生!」
と大きく手を振ってくれる。
私は先生ではなかったけれど、その呼び方が少し嬉しかった。
雨の日や紫陽花の季節になると、4歳児クラスだったあの子たちを思い出す。
「雨」
「カタツムリ」
「来る」
と手話で話していたあの頃の姿と、
「○○先生!」
と手を振ってくれた少し成長した姿を。
