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【調査】『アリメツ』を見つけたアリたちの5日間の行動記録と、壁の隙間について

前回の記事↓

さて、残念ながらアリが侵入してくるようになってしまった我が家だったが、ついにアリメツが到着したことで活路が開かれた。

アリメツ

自分はさっそく侵入してそうな箇所にアリメツを入れた容器を設置して、アリたちへの対処をすることに。

そしてせっかくなので、アリメツ設置後の様子もスマホで観察することにした。

タイムラプス撮影を使用

実際のところ、アリメツを仕掛けたあとにアリたちがどんな動きをするのかは不明なのだ。

終始アリメツにこだわってくれればいいのだが、「近くにもっと美味いものがあるかもしれないぜ!」みたいなノリでお部屋探索ツアーを始められたら、この部屋はもう終わりである。

ゆえに監視しなければならない。アリたちの動きを。


そして、8月10日にアリメツを設置してから、120時間(5日)が経過したのが今である。

この経験が役に立つ人もいるかもしれないので、ここに記しておこう。

果たして設置後に、どんな経緯を辿ったのかを……!


※(記事中にアリの画像が出るので、苦手な人は帰りましょう)



【8月10日】

さて、Amazonから届いたアリメツを設置したのは20時のことだった。

「まあもう夜なのでアリも来ないだろう」と思っていた自分だったが、21時になると1匹のアリが巾木テープの隙間から出現。

アリメツを発見したようだ。

みつけちゃった…

そしてこの第一発見者のアリは、7分間もここでゴクゴクした後に、壁の中に向けて歩き始める。

おそらくは道しるべフェロモンを残しつつ。

そして40分後、次のアリがやってきた。

だがさっきのアリと同じ道を通ってきたわけではないので、情報を聞いてここにやってきたのかは不明である。

とはいえ、ここで一気にアリの数が増えてきたので、「外に甘いものがあるぞ!!」くらいの情報は伝わっているのかもしれない。

なお、2匹目のアリは、21分間もゴクゴクしていた。

他のアリが短時間のゴクゴクで帰っている中で、あまりにも長居しすぎである。

(働きアリの中にも序列があるのか、あるいはサボりたかっただけなのか……?)


そしてここで、謎だった大きいアリの侵入経路が判明した。

大きいアリ

上の画像のアリは、『尻がつっかえて暴れている大きいアリ』なのだ。

このドジなアリは、狭めの隙間を選んでしまったせいでこうなったのだろう。

そして要するに、小さいアリと大きいアリの侵入経路は同じだったということになるわけだ。

(なお、こちらの大きなアリは、1時間20分もがいたあと、諦めて引っ込んでいった)


【8月11日】

さて、日付が変わって午前0時になったわけだが、その後も入れ代わり立ち代わりで小さなアリがやってきている。

自分はてっきり「アリだって夜は寝ているだろう」と思っていたのだが、餌を見つけた場合においては、深夜であろうが問答無用で労働タイムになるのかもしれない。

深夜に働くアリたち

なんだか『アリメツの容器』が、『NamibiaCamの水飲み場』みたいになってきたなと思いつつ、観察を続ける。


そして深夜3時になったわけだが、もうパーティー状態だ。

壁の中にこんなに潜んでいたんだなと思うと恐怖でしかないが、もし今回対策をしないでいたら、過去の事例のように部屋中から小さなアリを発見する状況になっていたのだろう。

そう思うと、いまここで食い止められることは本当に良かったなと思う。


そういえば、アリメツの説明書には「4~10時間で中毒を起こす」と書いてあったが、そろそろ序盤にゴクゴクしていたアリの一部には、変化があってもおかしくなさそうだ。

なお、アリメツに含まれるホウ酸は、アリの体内に取り込まれることで代謝などに障害を与え、徐々にアリを弱らせていくという。

一方、哺乳類では吸収されたホウ酸の多くが尿から比較的速やかに排出されるため、昆虫とは毒性の現れ方が大きく異なるとのこと。

(ありがとう、腎臓……!)


さて、深夜3時の快進撃はまだまだ終わらない。

せっかくなので追加でもう一個アリメツを設置したところ、出てきているアリの数は50匹くらいに増えた。

(うわぁ……)

凄まじい光景ではあるが、基本的にこの壁の隅っこ辺りを歩き回るだけなのでまだ許せるといったところか。

とはいえ、たまに探検家気質のアリもいるようで、このエリアを越えて探索しようとしたりもする。

なお、残念ながらそういう個体はダイソンで吸わせていただく。

すまないが、探索範囲を広げさせるわけにはいかないのだ……。


そして思ったが、ゴキブリホイホイには全然引っかかっていない。

やはり一度アリメツを見つけてしまったら、ホイホイの餌の香りなんて眼中にないということなのだろうか。

虫対策をするうえでは、餌の選定って大事なんだなと思わされる。


そういえば、大きいアリもあれから3匹ほど出てきたのだが、アリメツを吸う行動には出ていない。

小さいアリはすぐさま寄ってきてゴクゴクし始めるアリメツだが、大きいアリにはお気に召さない味ということなのか……?(説明書にはクロオオアリにも効くと書いてあるのだが)

これに関しては追加調査が必要かもしれないな。


それはそれとして、9時43分に1匹のアリが唐突にふらふらし始めたのち、生命活動を停止した。

このアリがいつアリメツを摂取した個体なのかは不明だが、これで効果があることはわかった。

アリが集まり始めてから、もう12時間は経過しているので、壁の中にある巣の中でもこういう個体が大量に発生しているのかもしれない。


そしてよく見たら、アリメツの容器の中にも力尽きたアリたちが確認できた。

だがしかし、アリの種類や巣の規模にもよるが、数千~数万匹いることだってあり得るのだ。

まだまだ油断はできない。


そして21時になり、最初のアリがアリメツを発見してから24時間が経過した。

とはいえ、アリたちは依然として隙間から出てきている。

でもどうやら2日目の深夜3時の50匹が一番のピークだったようで、現在は外に出てきているアリの数は10匹未満といったところだ。


【8月12日】

そしてまた深夜3時が訪れたわけだが、すっかり出てくるアリの数は減少して5匹ほどになった。


そういえば『働きアリの法則』なんてものがあったなと、ふと思い出す。

『アリの世界では2割の頑張り屋のアリが8割の食料を集めていて、残りの6割は普通レベルに働くアリで、残り2割はサボっているアリなんです』なんて説明されるやつだ。

とはいえこれはコロニー存続のための大事な仕組みであり、いよいよもってコロニーがまずいときには、サボりアリたちも働き始めるという。


我が家に入ってきたアリはルリアリだと思うが、おそらく壁の向こうの巣の中は、人手不足で大混乱になっていることだろう。

卵の世話をする人員(アリ員)も足りなくなっているだろうし、普段サボっていたアリも「さすがに動かないとマズいぞ!?」とばかりに内に外にと行動を開始していそうだ。


(だがいくら頑張ろうと、そのコロニーはもう……)


そして21時になり、アリメツ発見から48時間が経過した。

外で活動するアリは、3匹ほどになった。


【8月13日】

午前中は3匹未満の状態が続き、また今日も21時がやってきた。

これで72時間が経過したことになる。

すっかり外に出てくるアリの数は減り、もう3匹が同時に出てくることもなくなった。

もはや外に出て餌を探している場合ではないほどに、数が足りていないのだろうか……?


【8月14日】

出てくるアリは1匹だけになってしまった。

これが同じ個体なのか、外に出る役目を1匹にしか割り振れないのかは不明だが、初期の頃の勢いは完全に失われたようだ。


そして19時5分、アリは隙間の中へと戻っていった。


【8月15日】

昨日の19時を最後に、新たなアリが出現することはなくなった。

最初のアリがアリメツに遭遇してから120時間(5日間)が経過したが、この部屋は平穏を取り戻せたようである。


とはいえ、まだすべてが終わったとは限らないのだ。

アリメツの説明にあったように、卵が孵化して新たな世代がここにたどり着く可能性はまだ残っているからね……!

自分は5日経って粘度が増したアリメツを洗い流し、新しいアリメツをセットした。

ここにまたアリが寄り付いている姿を見ないことを祈りつつ、あと5日間ほどは様子を見るとしよう。


ありがとう、noteでアリメツを紹介してくれた人たち。

これでやっと、安心して眠れそうだよ……!


【そして壁の中を見る】

そんなわけで、5日かかったがどうにかアリ騒動は収まりそうだ。

21時:第一発見者

深夜3時:50匹

24時間:10匹未満

48時間:3匹

72時間:ほぼ消滅

120時間:ゼロ

経過

だが、そもそもこんなことになった原因はなんだろうか?

それはもちろん『巾木テープの下に隙間があるから』である。


原因がわかっている以上、放置はできないというものだ。

めくってみようじゃないか、巾木テープを……!!


そんなわけで、こちらが問題の箇所である。↓

正直なところ、アリが入ってくるような隙間があるようには見えないのだが……。

んじゃまあ、ペリペリっとね。

いや想像以上の隙間なんですけど!?

「建材の収縮なんかで、巾木に数mmの隙間ができる」みたいな事例は聞いたことがあるが、これは下手したら1cmくらい隙間が開いてるぞ……!?(こういうものなの?)

思えば前回のアリ騒動の時は、天井の隙間やコーキング不足が原因だったのだ。

『天井に不備がある』物件なら、『床にだって何かしら起きている可能性がある』と考えるべきだった……!


そしてこの発見によって、かつて子どものヤモリが家の中に入ってきた理由が判明した気がする。

尻が挟まって諦めた大きいアリとは違って、ヤモリくらいのパワーがあれば、この巾木テープを頑張って押せば室内に侵入できてしまうのだろう。


では謎も解けたところで、今はとりあえず……

監視箇所以外は、マスキングテープで隙間封じしようか。


皆さんも、床の隙間からの侵入者にはお気をつけください……!


(さあ、今日はゆっくり眠るぞ)


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