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『うらやましい』は、夢をあきらめる理由じゃなかった

京都に住んでいた頃の友達に、忘れられない人がいます。

彼女も私と同じバツイチ。
ある時、お付き合いしていた彼と別れ、ご飯ものどを通らないくらい落ち込んでしまいました。

みるみる痩せていく彼女。
そして何を思ったのか、それまでのおとなしい雰囲気とはガラッと変わって、体のラインがバッチリ出る服を着るようになり、まさかのギャル化。

「え、ちょっと待って……大丈夫!?」
正直、かなり心配しました。
でも本人はケラケラ笑っていて、楽しそう。
「まあ……これも彼女なりの傷の癒やし方なんかな。」
そう思いながら、私は見守ることにしました。

ところが人生って、本当に何があるかわかりません。

その後、新しいご縁があり結婚。
旦那さんの趣味を一緒に楽しむようになり、そこで出会った仲間に、大好きだった手作りパンを焼いて振る舞うようになったそうです。

そのパンが大好評。
「お店に置いてみたら?」
そんな一言がきっかけで少しずつ販売する機会が増え、ついには自分のパンカフェをオープン。

夢を叶えてしまいました。
「すごいなぁ。」
心からそう思いました。
同時に、ちょっとだけうらやましい気持ちもありました。

でも、その「うらやましい」は、苦しくなるような感情じゃありませんでした。
「アラフィフからでも、新しい夢って叶えられるんや。」

彼女は、自分ではそんなつもりはなかったかもしれません。
でも私に、大きな希望を見せてくれたんです。



もう一人、私の心を動かした人がいます。

以前、SNS発信をしていた頃、短い間だけお世話になった方です。

とても気さくで、ご夫婦のお話を聞くたびに、「もう恋愛もパートナーもいいかな」と思っていた私でさえ、
「こんなご夫婦、ええなぁ。」
そう思わせてくれる人でした。

私がSNS発信をやめてからは、その方の投稿を見ることも少なくなっていました。
ある日、ふと久しぶりに見てみると、以前にも増してたくさんの人に応援され、トークイベントに登壇されるまでになっていました。
画面越しでも伝わるくらい、生き生きと輝いていました。

一瞬だけ思いました。
「あの時、この人についていっていたら、違う未来があったんかな。」
そんな気持ちが頭をよぎったのも本当です。

でも、それ以上に大きかったのは、
「すごいな。」
「私もがんばろ。」
そんな前向きな気持ちでした。



夢を叶えている人を見ると、
「それに比べて私は……」
そうやって落ち込んでしまう人もいるかもしれません。

でも今の私は、誰かが夢を叶える姿を見るたびに思うんです。
「夢って、ほんまに叶うんや。」

誰かが叶えたということは、夢は夢物語じゃない。
「ちゃんと現実になることもあるんや」って
そう思えるだけで、自分の未来まで少し明るく見えてくるから不思議です。

人生は、いつ、どこで、誰と出会って、どんな道につながるのか、ほんまにわかりません。
だから私は、まだあきらめません。

⭐︎また大好きな京都で暮らすこと。
⭐︎自分の本を出版すること。
⭐︎言葉を届けながら、誰かの心を少しでも軽くできるような仕事をすること。

今はまだ、その途中です。
思うように進まへん日もあります。
「このままで大丈夫なんかな」と不安になる日だってあります。

それでも、夢を叶えていく人たちを見るたびに思うんです。

「私にも、まだできるかもしれん。」

その気持ちがある限り、私は前に進める気がしています。
いつか私も、自分の夢を叶えて、
誰かが、
「私もやってみよう。」
そう思えるきっかけになれたら、こんなにうれしいことはありません。

『うらやましい』は、夢をあきらめる理由じゃなかった。
私にとっては、自分の夢をもう一度思い出させてくれる、大切な合図だったのです。

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