5話『カフェにて/キャラメルラテが先に届く』
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません
5話
(店員がキャラメルラテを2つ、そっとテーブルに置く)
燈夜「あ、来た来た。じゃあ、まずは乾杯……とかする?」
月「……それは…ちょっと」
(月、そっとカップを手に取る。そして、少し口を開きかけて――)
月「あ……そういえば……」
(微かに眉を寄せる)
燈夜「ん? どうしたの?」
月「……カフェイン、ダメだった……かも」
(燈夜、驚いた顔をして一瞬黙る)
月「……でも、気にしないで。頼んでくれたし……飲めないほどじゃないから」
燈夜「……言っていいんだよ?」
月「……え?」
燈夜「我慢しなくていい。今はさ、無理に合わせる必要、ないから」
(月、手元のカップを見つめる。指先が小さく震えている)
月「……ごめん。言い慣れてなくて」
燈夜「大丈夫。言えるようになった時でいいから」
燈夜「今日は……僕が覚えたよ。次はカフェインなしのやつにする」
月「……ありがとう」
(その言葉に、ほんの少し、息を吐いたような安らぎがこぼれる)
📓ちょっとしたあとがき(第5話)
> この回では、月がほんの少し“自分の気持ち”を言葉にしようとする場面を描きました。
燈夜の「覚えたよ」という言葉には、相手のためにちゃんと記憶しておこうとする、静かなやさしさが込められています。
ほんの少し眉を寄せるくらいの、ささやかな違和感や気づき。
それを見逃さずに受け止めてくれる人がいるだけで、
世界の輪郭がほんの少しやわらかくなるような気がします。
これもまた、ふたりの“愛のかたち”のひとつとして、
静かに物語に織り込んでみました。
登場人物
久坂 燈夜(くさか とうや)26歳
・薬剤師(元研究者)
・身長185cm
・明るい栗色の髪、左目の下に目立つほくろ
・どこか病んだ目をしている
・虚無を抱えながら生きる青年
蒼城 月(あおき るな)25歳
・福祉施設の事務職
・身長155cm
・銀髪のゆるふわロング、ブルーの瞳
・どこか儚げで、でも芯のある女性
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※この物語と使用画像は、作者(tukito55)による完全な創作です。
画像はChatGPTを通じてAI生成したものであり、物語の雰囲気を伝えるためにオリジナルで作成しました。
※「星降る森のアトリエ」シリーズとは異なる世界観のストーリーです。
