4話『静かなカフェにて』
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
第4話
『静かなカフェにて』
(カラン、と控えめなベルの音。小さなカフェに2人が入る)
(席に着くと、燈夜が一冊のメニューを手に取る)
燈夜「……あ、君、何が好みなの?」
月「好み……?……わからないわ」
燈夜「好きなものだよ?甘いものとか、飲み物の種類とか。……ほら」
(メニューを月の前にそっと置く)
月「……見ても、ピンと来ない。最近、何を食べても味がしなかったから」
(燈夜、少し黙る。そして、冗談めかして言う)
燈夜「じゃあ……僕が決めていい?外れたら、次は君が選んでよ」
月「……別に、何でも」
燈夜「それ、信用されてるってことでいいんだよね?」
月「……さぁ。どうかしら」
(燈夜、くすっと笑って店員を呼ぶ)
燈夜「すみません、チーズケーキと、キャラメルラテを2つください」
(注文を終えて、月を見る)
燈夜「ねぇ、甘いものって、たぶん感情を思い出す鍵だと思うんだよね」
月「……何それ、理屈っぽい」
燈夜「でしょ?でもさ、感情が“甘い”って知ってるなら、それだけでちょっと前に進める気がしない?」
(月、ふとメニューの端を指でなぞる)
月「……だったら、少しは期待してもいい?」
燈夜「もちろん。外したら、責任持って次に連れて行くよ」
【登場人物 】
久坂 燈夜(くさか とうや)26歳
・薬剤師(元研究者)
・身長185cm
・明るい栗色の髪、左目の下に目立つほくろ
・どこか病んだ目をしている
・虚無を抱えながら生きる青年
蒼城 月(あおき るな)25歳
・福祉施設の事務職
・身長155cm
・銀髪のゆるふわロング、ブルーの瞳
・どこか儚げで、でも芯のある女性
📓ちょっとしたあとがき(第4話用)
> この回では、ふたりが初めて「日常らしい時間」を過ごすシーンを描きました。
月の「味がしない」という一言には、これまでの日々がにじんでいますが、
そんな彼女にそっと寄り添う燈夜のやりとりを、静かなカフェの空気とともに綴ってみました。
甘いものがくれる“ぬくもり”や“記憶”が、ふたりのなかに少しでも届いたなら──
そう願いながら書いた場面です。
これからも、彼らの歩みを見守っていただけたら嬉しいです☺️🌙
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※この物語と使用画像は、作者(tukito55)による完全な創作です。
画像はChatGPTを通じてAI生成したものであり、物語の雰囲気を伝えるためにオリジナルで作成しました。
※「星降る森のアトリエ」シリーズとは異なる世界観のストーリーです。
