8話『カフェ/チーズケーキが運ばれてくる』
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
8話
『カフェ/チーズケーキが運ばれてくる』
(店員がチーズケーキをテーブルに置く。小さな白皿に、やわらかな焼き色)
燈夜「お! きたきた。ここのチーズケーキ、好きなんだ♪」
月「チーズケーキ、好きなの?」
燈夜「う〜ん……ここの、だからかな?」
(燈夜、フォークを手に取りながら続ける)
燈夜「なんていうか……ここのは、口当たりがやさしいんだよね。甘すぎなくて、ほっとする感じ」
月「……やさしい味」
燈夜「うん、そんな感じ」
(月、自分のケーキをそっと見つめる)
月「……私、甘いもの……嫌いじゃなかった気がする」
燈夜「おお、じゃあこの一口が、思い出す“入口”かもね」
(月、ゆっくりフォークを持ち、ほんの小さく切って口へ運ぶ)
(ひとくち――ふと、目を伏せたまま小さく息を吐く)
月「……優しい」
燈夜「でしょ?」
月「……あなたも、そんな味なの?」
燈夜「え?」
(月、少しだけ首を傾ける。目線はまだケーキのまま)
月「あなたも、優しい味の人……なの?」
(燈夜、一瞬言葉を詰まらせて、それから笑って)
燈夜「……食べてみる?」
月「ふふっ……冗談、でしょ?」
(でも、その“ふふっ”には、確かに温度があった)
📓ちょっぴりあとがき(第8話)
優しい味――その一言が、月の中の“なにか”をゆっくりほどいていくようでした。甘さは、記憶に触れるスイッチ。ほんのひとくちのケーキが、心の奥の「大切だったもの」を思い出させてくれることもあるのです。
そして、燈夜という人もまた、“やさしい味”のひとつなのかもしれません。
冗談まじりのやりとりの中に、ほんのりと灯る気持ちが、静かに育っていきますように。
🕯️登場人物
久坂 燈夜(くさか とうや)26歳
・薬剤師(元研究者)
・身長185cm
・明るい栗色の髪、左目の下に目立つほくろ
・どこか病んだ目をしている
・虚無を抱えながら生きる青年
蒼城 月(あおき るな)25歳
・福祉施設の事務職
・身長155cm
・銀髪のゆるふわロング、ブルーの瞳
・どこか儚げで、でも芯のある女性、
•ちょっぴり天然
コメントや「スキ」、とても励みになっています……ありがとうございます☺️🌙
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
続きが気になった方は、ぜひ「スキ」や「フォロー」で応援していただけると嬉しいです⭐️
※この物語と使用画像は、作者(tukito55)による完全な創作です。
画像はChatGPTを通じてAI生成したものであり、物語の雰囲気を伝えるためにオリジナルで作成しました。
※「星降る森のアトリエ」シリーズとは異なる世界観のストーリーです。
