10話『静かに食べ終えたカフェのテーブル』
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
10話
『静かに食べ終えたカフェのテーブル』
(ふたり、言葉少なにチーズケーキを食べ終える)
(穏やかなBGMが流れ、夜の街の光が窓越しに揺れている)
燈夜「……さて。そろそろ出ますかね」
月「……そうね」
(立ち上がろうとした月、ふと足を止めて)
月「ねぇ……」
(小さな声。でも、すぐに目を伏せて続ける)
月「……やっぱり、なんでもないわ」
(燈夜、椅子に座ったまま、やさしい声で)
燈夜「そうなの? 言っていいんだよ?」
(月、少し驚いたように彼を見る)
月「……また……あなたは、不思議な人ね」
燈夜「うん? なんで?」
月「私の言葉……ちゃんと拾ってくれる。
“なんでもない”って言ったのに、
ほんとは“何かある”ってわかってるみたいに」
(燈夜、照れも怒りもない声で、当たり前のように)
燈夜「そお? 普通じゃない?」
(月、ほんの少し目を細める。
それは“考える”ときの癖みたいな、無意識のしぐさ)
月「……私の知る限りでは、あなたが初めてよ」
(燈夜、しばらく黙ったまま、
それから目を細めて、ふっと笑う)
燈夜「……じゃあ、最初の一人として、ちゃんとやらなきゃな」
📓ちょっとしたあとがき(第10話)
この回では、月が初めて「なんでもない」と言いかけた想いに、
燈夜がそっと寄り添う場面を描きました。
言葉にできなかった気持ちを“ちゃんと拾ってくれる人”がいるということ。
そのやさしさが、月の世界を少しだけ変えた気がしています。
登場人物
久坂 燈夜(くさか とうや)26歳
・薬剤師(元研究者)
・身長185cm
・明るい栗色の髪、左目の下に目立つほくろ
・どこか病んだ目をしている
・虚無を抱えながら生きる青年
蒼城 月(あおき るな)25歳
・福祉施設の事務職
・身長155cm
・銀髪のゆるふわロング、ブルーの瞳
・どこか儚げで、でも芯のある女性
・ちょっぴり天然
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※この物語と使用画像は、作者(tukito55)による完全な創作です。
画像はChatGPTを通じてAI生成したものであり、物語の雰囲気を伝えるためにオリジナルで作成しました。
※「星降る森のアトリエ」シリーズとは異なる世界観のストーリーです。
